先日さ

 

浮世絵を見に美術館に行ってきたんだよね

 

印刷技術が無い時代に

 

絵師

 

彫師

 

刷師

 

が三位一体になって

 

あの素晴らしい芸術作品を大量生産していたと思うと

 

日本の手仕事の技術力には感服せざるを得ない

 

自分だって

 

手術を売りにしている外科医なわけで

 

それで患者さんからお金をいただいて生活している

 

そう考えると

 

あのレベルの技術力には

 

とうてい及んでいないと言える

 

っていうか

 

医者やって20年以上

 

教授と言われる人や

 

ゴッドハンドと言われる人の手術にも多く立ち会ってきたけど

 

精度という意味では

 

誰一人

 

工芸の匠レベルには及ばない

 

って言えるね

 

まぁ

 

そこまで必要ない

 

って言われちゃえばそれまでなんだろうけど

 

一つの原因は

 

医者になるために手先の器用さは試験されない

 

ってのもあるんだよね

 

オレたちは

 

医者になる前に一切

 

手術の技量をテストされることはないし

 

それで落とされることもない

 

一方で匠と言われる人たちは

 

そこに至るまでに

 

才能や技術が食い物にならなければ残っていないはずだよね

 

それでも

 

器用さとか

 

才能でかたをつけちゃいけないな

 

っておもうのは

 

浮世絵だけじゃないけど

 

工芸の匠たちの

 

自分の作品にかける熱量だよね

 

今のゆとり世代とか

 

ライフワークバランスなんて

 

みじんも考えずに

 

自分の作品を良くすることだけに没頭している

 

その結果が

 

人を感動させることになるんだろうねぇ

 

いや~

 

イイもの見ましたわ

 

また美術館行こうっと