いま
池波正太郎の
夜明けのブランデー
を読み返してる
考えてみれば
男として生きていく上で大事なことは
だいたい
池波正太郎の本から教わった気がする
寿司屋でいきなりカウンターに座るなとか
蕎麦のツユにワサビを溶かすなとか
鰻の前にはお新香くらいにしとけとか
酒は嗜むくらいに飲めとかね
くだらない事に思えるかも知れないけど
知ってるのと知らないのとでは
大人になってからずいぶんと違うんだよ
剣客商売や鬼平なんかは
ボロボロになるくらい読み返してるけど
まだ毎回面白い
池波正太郎の本には
完全無欠の人間は出てこない
良いことも悪いこともするのが人間
今の世の中には黒か白しかない
灰色がない
ってのを常に書いてたよね
今のコロナ時代を予見してるような一節を見つけたよ
現代は民衆が民衆を検閲する
軍国主義時代みたいになってきた
怖いねぇ
さて、シェリー酒でも飲もうか🍷