オリンピック選手の低年齢化が
良いのかどうか
という話題が毎回出るよね
でもね
医学的に考えると当たり前の話なんだよ
スキャモンの成長曲線というのがある
人間の機能が何歳までにピークに達するか
というのを現した曲線なんだけど
いわゆる
バランスや回転
反射神経
などの神経系
日本では運動神経っていうよね
の発達は
12歳くらいまでにピークを迎える
だから
ゴールデンエイジといって
12歳までに運動能力をいかに伸ばすか
ってのにスポーツ界は注目しているわけ
一方で
体の大きさというのは
第二次性徴を迎えなければ大きくならない
すなわち
女性なら15歳前後
男性なら18歳前後
だから
特に冬のオリンピックのような
跳躍
バランス
回転
をメインにする競技では
神経系がピークに達してから
体が大きくならない
女性なら12-15歳の間
男性なら12-18歳までの間
ってのが
一番有利なんだよ
ロシアなんかはそれを露骨にやるから
15歳ピーク説
とかいって
ザギトワもメドベージェワも15歳過ぎたら引退させられちゃうわけよ
フィギュアだけじゃない
スノボ
スキージャンプ
モーグル
夏の競技なら
スケボー
体操
なんかの
筋力の影響が少ない競技
もしくは
筋力があるよりも体重が軽い方が有利な競技
それらは
低年齢化は避けられないんだよね
だから
ジュニアとシニアを分ける必要性ってのが
スポーツ界においてはもはや無い
体が出来上がっていない子供には負担が多すぎるっていう話もあるけど
オリンピック選手にしたい家族は
そんなこと折り込み済みでしょ
そのうち
フィギュアなんか
小学校の運動会みたいになるかもよ~