オレが医学部で講義を受けていた中で
教わって衝撃的だったフレーズは
6年間でいくつかしかない
その中でも
閉経して子供が産めなくなったメスが生きている動物は人間と一部の猿くらい
という婦人科教授の言葉にはインパクトがあった
調べてみると確かにそうらしい
これは
女性蔑視でもなんでもなく
生物学的にそうだという事実
それではなぜ人間は
閉経後も生きていられるのか
そもそも
生物としての人間女性の寿命は
閉経くらいだと思う
だいたい50前後
織田信長じゃないけど
人間50年
ってのが
普通に生きていられる寿命だと思うよ
だけど
人間は
公衆衛生が進歩しすぎたために
感染症で死ぬことが少なくなった
ウイルス
細菌
寄生虫
などによる死亡が激減したことが
15世紀くらいと比較して
寿命が延びてきている理由の一つだろう
実際に
アフリカなどの医療の手が十分でない地域
衛生状況が悪い地域では
平均寿命は50歳以下のところも少なくない
本来生きていないはずの年まで生きるから
多くの病気が出来る
癌
骨粗鬆症
白内障
整形外科的疾患
循環器疾患
イメージしてほしい
50年しか使えないはずの車を
大事に大事に80年使ったらどうなるか
そりゃ
いたる所に欠陥が出てくるだろう
まぁ
どっちが良いかは価値観によるよね
何が何でも長生きするのが幸せなのか
人生のピークを過ぎたら死ぬのが幸せなのか
おれは
身寄りもない
もしくは
家族からありがたがられてもいない
高齢者を多く看取ってきている経験から
あんまり長生きしたいとは思ってないんだけどねぇ