オレが田舎の赤字病院を継いだ時に
つくづく思ったことがある
それは
儲かっていなければ
学問も研究も出来ない
ってこと
病院が赤字なのに
研究だなんだなんて
しょせんは遊び
まずは金を稼がなくてはいけない
だから
貧困と教育問題ってのは
意外と身近に感じている問題なんだよね
あきらかに
親の稼ぎが悪い子供の方が成績は悪い
逆に言えば
ある程度の教育は
金で買えるって事だわな
塾
家庭教師
通信教育
課外活動
どれにしたって金がかかる
医者になってるやつだって
本人のポテンシャルっていうより
親に与えてもらった環境
ってやつが半数以上はいるんじゃないかな
でも
それが社会ってもんだよ
貧しいのに優秀な子供がチャンスをもらえない
そしてつきたい職業につけない
なんて事はそうそうない
貧しい家庭環境にいる子どもの多くは
勉強に関心すら覚えずに
それなりに大きくなってそれなりの仕事についてるもんだからね
そして
もう一つ忘れちゃいけないのが
子供の教育には親の学力が大きく影響する
ってこと
子供はなんだかんだ
家でほとんどの勉強をする
その時に
親が教えられるかどうか
勉強ってものがなんなのか
なぜ勉強が必要なのか
なぜ思春期に遊んでいてはだめなのか
親が勉強して身を立てていれば教えられる
でも
残念ながら貧困層にそういう親は少ないし
教える能力も時間もない
それが
貧困が貧困をうむ
負の連鎖につながるんだろうね
それが良いと言ってるわけじゃないんだけど
現状、そういう問題ってのは確実に存在しているんだよね
もしそういう問題を根底から解決するなら
幼児のころから
学力、能力テストを全国民に義務化して
能力がある子供
学問で身を立てられそうな子供をピックアップする
そしてその中で貧困層にいる子どもには無償で教育を提供する
しかも高いレベルで
そうやって
すこしづつ
貧困層から学問で身を立てられる人を増やしていくしかないね
たのむよ
行政の人々