iPS細胞で
山中教授がノーベル賞を取ってから数年がたって
あんまり日常で聞かれることも少なくなったけど
当時は夢の治療法で
なんでもiPS細胞で治せる時代が来るって思っている人が多かったよね
今でも
iPS細胞で治せる時代が来るまで手術したくない
とかいう人いるけどさ
ああいうのは
コンセプトとして出しているだけで
本当に
患者さんの体に投与して
治療効果が得られるようになるには
まだまだ数十年から100年単位で時間がかかるものなんだよ
スタートからゴールまで10kmのマラソンだとして
一日に1mmずつ前進しているようなもの
それが
基礎医学なんだよね
もちろん意味がないなんて全く俺は思っていなくて
すこしづつ進むことが大事なんだけど
日常診療として使えるようになる
治らなかったものが治るようになる
っていうレベルに達するには
今の高齢者は間に合わないだろうねぇ
待っていても良いけど
待っていた時間は取り戻せないんだよ
人生は一回しかない
その人生を楽しめるような賢い選択をしてちょうだい