毎週水曜日は、部長(足の外科)、藤谷先生(手の外科)、僕(ひざ、人工関節)、後輩で回診にまわります。

 

その中で足首の手術をした患者さん(70歳代の女性)がいました。

うちの部長が主治医です。

 

入院中は暇なのでみなさん色々なことをして時間をつぶされています。

特に下肢の手術後はあまりベッドから動けないのであちこちで歩くわけもいかず暇なんです。

ジグソーパズルする人、編み物する人、折り紙おる人・・・

 
この患者さんは、編み物をしていました。
スマホのゲームである、ディズニーツムツムの編み物をされてました。
一つ、また一つと、毎週回診するたびにツムツムが増えていきました。
藤谷先生がそれを見て
「あと少しでピラミッドみたいに完成しますね!」
と一言。
つまり、5,4,3,2,1と下からツムツムを積み上げていけるわけです。
患者さんは張り切ってツムツムをさらに編みました。
そして遂に完成!
力作です。
 
しかし、この患者さん、手を使い過ぎて今度は「ばね指」になってしまいました。
手の外科専門医の藤谷先生もさすがに申し訳なさそうにされてました。