昨年からブログをほったらかしですいませんでした。
今更ですが、今年もよろしくお願い申し上げます。
さて、実は12月6日に初めての痛風がでてしまいました。
暴飲暴食は毎度のことで、どれだけ飲もうが痛風とは無縁であることが僕のちょっとした自慢でした。
きっかけは神戸牛のしゃぶしゃぶからです。
仲良くしていただいている消化器内科の先生と一緒にミナミにあるしゃぶしゃぶのお店に行きました。
出てくるのは神戸牛!
あまりに美味しいので僕だけ5皿くらい追加で注文して食べてしまいました。
当然ビールも日本酒もガンガンに飲みながら・・・。
翌朝、喉が痛かったので、風邪のひきかけかと思いました。
今晩から東京出張して勉強するのに風邪をこじらせてる場合じゃないと思い、葛根湯と総合感冒薬と抗生物質を飲んで仕事に出かけました。
仕事が終わってから、東京に研修に行く道中でも、ビール、日本酒、焼酎、スパークリングワイン、赤ワインと浴びるように飲んでました。ホテルについてそのままダウンしました。
その翌日研修に参加して、夜は知り合いの先生と一緒に焼き鳥屋さんで鳥の生キモとビール、日本酒、焼酎を飲んでました。
そしてその翌日の朝・・・
両肩が妙に痛くなっており、足の甲もなんとなくヒリヒリし、左手の人差し指の関節がジンジンし、右手の中指がなんとなくピリピリしてました。
一瞬、なんか怖い病気にかかったのかなと思いながらも、気にせずまた昼からビールを飲んでしまいました。
夕方くらいから指が赤く腫れだしてきました。
それでもなんやろなぁと思いながら、空港のラウンジで焼酎飲んで休んでいました。
だんだん寒気がしてきて、猛烈に汗がでてきました。
「うう、これはちょっとヤバいぞ・・・。」
どうも急に発熱しているようでした。
風邪?インフルエンザのせいで関節痛がでてきたのか?
などと考えながら、とりあえず帰宅。
客観的に自分の指を見つめました。
これはもしかして、痛風か?
患者さんで関節を赤く腫らせて受診に来た場合、痛風発作か蜂窩織炎を疑うなぁと思いました。
痛いところに湿布を貼りまくって寝ました。
そして月曜日、指がどんどん腫れてしまったので、パート病院で採血しました。
結果、尿酸値が7.4でした。痛風決定です。
しかもCRP(炎症反応の指標:ふつうは0から0.5くらい)は13と桁外れの数値をたたき出してました。
炎症反応ただゴドじゃない!
よもや手の指に痛風発作が出るなんて・・・。
足の甲や両肩の痛みは我慢できる程度でしたが、指が一番最悪でした。
火曜日、接待がありましたが、部長からも
「お前は今日は一切お酒飲んだらあかんぞ!」
僕にとって非常につらいつらい指令がでました。
なんとこの状態が2週間続きました。
幸い、この病院には非常に身近に痛風の先輩が2名いました。
その先輩たちのアドバイスを聞いて過ごしました。
その先輩たちは、痛風を気にすることなく尿酸排泄促進薬を内服しながらお酒を飲んではりますが、僕には恐ろしくてできません。
ほんまに大変な年末でした。
おかげで去年の忘年会、ほとんどお酒を飲むことなく過ごす羽目になりました。
年が明けて、ようやくビールを解禁しました。
いままで駆けつけ3杯のビールでしたが、今は最初の1杯だけをビールにして、それ以後は焼酎に切り替えています。
僕は高尿酸血症という病気ではなく、体調不良による大量服薬で腎機能低下したことと、神戸牛の食べ過ぎが招いた結果でした。
決してお酒が招いたものではないと信じております。
しかしまあ、これからは痛風発作が出ている患者さんには、ほんとに優しくなれます。