皆さんこんにちは、珠下なぎです。

今日も来て下さって、ありがとうございます!

 

初めての方は初めまして。心療内科医でゆるく作家活動をしております、珠下なぎと申します。

現在、第60回講談社児童文学新人賞及び第26回児童文学ファンタジー大賞の最終候補となった、「遠の朝廷(みかど)にオニが舞う」をAmazonkindle版で発売中です。

 

これは、壬申の乱の翌年の大宰府を舞台にした、歴史ファンタジー。

豪族の娘・瑠璃子姫と、謎の出自を持つ瑠璃子の幼馴染で従者の鈴丸が、蔓延する疫病と戦うお話です。

 

 

 

お陰様で大変ご好評を頂いております。

来週には正式にLTA出版事業部から告知がある予定ですが、来月新刊を発売する予定です。

 

今回の新刊は「遠の朝廷にオニが舞う」とは別の、現代日本を舞台にした小説。

軽い気持ちで近所の廃トンネルを探検に出かけた少年たちが、次々に怪異に襲われ、それを解決しようと模索する中で、近代の闇を知っていく……というライトホラーミステリーです。

近日中に予告動画も公開の予定です。

 

さて、前回がかなりおバカな話でしたので、本日は真面目な話。

私は個人的な趣味としてチェリまほを始めとしたBLを愛好していますが、マイノリティの権利を尊重すべきという観点からも、同性愛者の権利を認めるべきだと考えています。


今の日本は、マイノリティを尊重しようという運動が起こると、「逆差別だ!」「マジョリティが攻撃されている!」という反発が必ず起こり、その反発の方が声が大きくなる。

今年の5月、超党派議員がまとめたLGBT法案に含まれた、「差別的取り扱いを禁ずる」という一文さえ、与党の保守派議員の猛反対にあって潰されたばかり。

立憲民主党を始めとした野党はもう何年も前から同性婚を認める法案を提出していますが、与党は審議を拒否し続けています。


私自身はいわゆる異性愛者で既婚者、医師資格を持つことから、まあいわゆるマジョリティに属する人間なのですが、なぜマイノリティの権利保護に敏感になるのか?


そこでドイツルター派牧師であり反ナチ運動組織告白教会の指導者マルティン・ニーメラーの言葉に由来する彼らが最初共産主義者を攻撃したときを紹介したいと思います。



「ナチスが最初共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった 

私は共産主義者ではなかったから

社会民主主義者が牢獄に入れられたとき、私は声をあげなかった

 私は社会民主主義者ではなかったから

彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった 

私は労働組合員ではなかったから

そして、彼らが私を攻撃したとき

 私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった」

今の日本に置き換えてみましょうか。。



「日本政府が最初生活保護受給者を攻撃したとき、私は声をあげなかった 

私は生活保護受給者ではなかったから

非正規雇用者がコロナ禍で切り捨てられた時、私は声をあげなかった

 私は非正規雇用者ではなかったから

彼らが同性愛者たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった 

私は同性愛者ではなかったから

そして、彼らが私を攻撃したとき

 私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった」

マイノリティへの迫害を見過ごしていると、いつか自分が迫害された側になった時どうなるか。

この警句は、現代の私たちこそ心に留めておかなければならないのではないでしょうか。


ちょっと重くなりましたが。

昨日から、録画していた「彼女はキレイだった」見始めましたよ!

安達くん役の赤楚さんが出演されているので見始めたのですが面白い!

安達くんとは正反対の、明るくて謎のテンションの樋口拓也役ですが、優しくていい人なのは同じ。それでもってやっぱりめちゃくちゃ可愛い💕


最後まで読んでくださって、ありがとうございました!