皆さん「ベニクラゲ」という生物を

ご存知でしょうか?

ベニクラゲは、オセアニア、太平洋、大西洋などの

世界の温熱帯海域の沿岸や浅海に生息している生物で

「不老不死」と言われています。

体長が1cm満たない程度の小さなクラゲです。

1994年にレッチェ大学のボエロ博士が研究し、

その後、国立海洋研究所のピライノ博士がベニクラゲの「若返り現象」を

研究していました。

現在日本では、京都大学院理学研究科瀬戸臨海実験所の久保田助教授が研究しています。

このベニクラゲは、成体の状態から、そのまま老化せず

逆にポリプという若い状態に戻るのです。

つまり、ある一定の年齢になると、再び若い年齢に戻るのです。

現在地球上では、このような生物は一体しか発見されてないと思います。

では、「この生物は死なないのか?」ということになりますが

残念ながらそうではありません。

つまり、環境の条件が大きく変化したり、また他の生物の餌となれば

当然、生きることはできません。

ただ、ひとつ言えることは、地球上に「不老不死」に近い生物が実在し

その遺伝的プログラムを解明すれば、将来的に人間にも

応用される可能性があるということです。

ベニクラゲの写真をご覧になりたい方は


http://www2.fish-u.ac.jp/jellies/beni-J.html

にアクセスしてください。