こうして、宇川さんのブラックホールからホワイトアナルへという予言めいた言葉が当たったあと、僕の体調は肉体労働のひどい鬱と疲労から不思議と回復していった。
 東京五輪にはずっと前から反対だった。ロシアの選手がドーピングなどをして五輪自体、平和の祭典とは言い難いし、他にお金を使ってほしかった。
 この時の入院はf君がウチに遊びに来てacidの話しや横田進が日本のプラスチックマンhttps://item.rakuten.co.jp/mottainaihonpo-omatome/cdkiy0deebba5wpl/だと思うと言って、akafujiという曲を聴いて、f君が帰った後、何故か入院になったんだと思う。
 この時のメンツがタトゥーヤンキーのsさん、tik tokでsnsをするモード服を着こなすsiちゃん、いかついながらもsoul魂のあるタトゥー女子saさん、お水のコふたり、極左の高等遊民、元ボクサー、10年築地で働いてたnさん、芸術肌のヤンキーg君、ニルヴァーナ好きの若い子、バングラデシュ出身の浅草でインド料理店のオーナーシェフ、東京大学法学部6年生などであった。恐らくこの入院でみんなに共通する感覚は昔の日本が好きだったという点であろう。モンハンのゲームが流行るなか、築地のnさんと僕は将棋をしていた。
 わちゃわちゃと他でドラマティックに患者さんが隔離室に入ったり、ゲームばかりする中、バングラデシュ人がイジメられているように感じたので、二人でスピリチュアルの話題をしていた。ある日、寝ている間オーナーシェフが、密教のマントラを唱えてくれたこともあった。途中で母が容態を崩したと聴いて、外泊で福岡に帰って、容態は安定してるとなって、トンボ帰りで病院まで帰ってきた。
 あまりにも同年代が子供っぽいので、Twitterの石丸元彰を見ていた事もあると医者に伝えると、何故か、お金持ちしか入れない病棟に移ることになった。