みなさま、こんにちはもみじ


このところ、不思議な気象で梅雨と晴れが交錯してますが、いろいろな紫陽花が楽しめる季節ですね。

今回は、声優・花澤香菜さんの後編。
アニメキャラ紹介のはずが、ほとんど作品解説になっている傾向も…


○花澤香菜さん黄色い花

「究極の癒し系ボイス」といわれる、人気声優さんです。

では、このとても美しい芸術的な作品から。


○雪野百香里 (ゆきのゆかり、ユキノ)
「言の葉の庭 -The Garden of Words-」より

右側の女性で物語のヒロイン。

主人公は靴職人を目指す高校生・秋月孝雄(タカオ)。
朝の授業をサボり、雨の庭園で靴のデザインを考えていた彼は、昼間からビールを飲んでいる謎めいた女性、ユキノに出逢います。

それから梅雨時の庭園を舞台に、ともに深い孤独を抱えた、二人の交流がはじまります。タカオは靴職人になる夢を語り、彼女のために靴を作ることにするのですが…

作品のキャッチコピーは「″愛″よりも昔、″孤悲(こい)″のものがたり」


ユキノはタカオの通う高校で古文の教師をしていたのですが、一部生徒の嫌がらせにあい、味覚障害も患って、やがて退職に追い込まれます。(一年生のタカオとは、面識がありませんでした)

人生を見失い、歩いていく力をなくしたユキノがタカオと知り合ったことで、「雨の庭園風景」と「万葉集の短歌」を背景に、愛に至る以前の孤独と絆、再生へ向けてのストーリーが展開します。

かわいい美少女系が多い、花澤香菜さんの役柄としては、やや異色の大人のキャラで、新境地を拓いたともいわれる、特筆すべき作品だと思います星

新海監督曰く、起用した理由は「(花澤さんの声が)一番よくわからなかったから」との話も。(^^;




ものすごい色彩美の次は、ものすごく愉快な物語へ(笑)



○横井るみ
「となりの関くん」より

舞台は、とある学校の授業風景。最後列の窓際に座る関くん(関俊成、CV:下野絋さん)は、教壇から見えにくいのをいいことに、毎日、授業そっちのけで、様々な「内職」(ひとり遊び)に熱中してます。

席がとなりの横井さんは、かなり真面目な性格なのですが、関くんの意表を突いた「内職」が気になってしまい、授業に集中できません。


ドミノ、将棋、チェス、編み物、ミニゴルフ、ミニ登山etc.と、(ゲーム本来のルールも無視した)変幻自在な「内職」ワールドに、思わず引き込まれていく横井さん。

毎回、関くんのセリフはほとんどなく、全体の9割くらいが横井(花澤)さんの語りです。
ちなみに、OPの楽しい主題歌も花澤さん。

いろいろと面白いアフレコが飛び出して、声優・花澤香菜さんの面目躍如。ある意味、代表作といえる作品かも。(^.^)


○七草真由美 (さえぐさまゆみ)
「魔法科高校の劣等生」より

現在放送中の人気アニメ作品。
舞台は西暦2095年の近未来です。かって「超能力」と呼ばれていた能力が「魔法」という名前で体系化され、魔法技能が重要な国力だと見なされている世界。

主人公は、司波達也(CV:中村悠一さん)、司波深雪(CV:早見沙織さん)の高校生兄妹。

魔法技能師を養成する国策高等学校のひとつ、国立魔法大学付属第一高校に、エリートとして将来を約束された「一科生」で首席入学の妹と、補欠である「二科生」で謎の多い兄の、司波兄妹が入学してきます。

その時から、様々な事件の続発と闘いが続く、波乱の日々が幕を開けました。

七草真由美は、司波兄妹の上級生で生徒会長。深雪同様、入学試験を首席で突破した高い魔法力を持つ才女です。
一科生と二科生の感情的対立を改善しようとするなど、公正で冷静沈着なリーダーですが、親しい友人たちにはやや小悪魔的な一面も。

妹的な設定が多い花澤さんには珍しく、やや大人びて凛々しいお姉さんタイプですが、違和感なく見事にはまっています。


○河合 律 (かわいりつ)
「僕らはみんな河合荘」より

下宿「河合荘」を舞台に、そこで暮らす人々の人間模様を描くコメディ。
主人公は高校一年生の宇佐和成(CV:井口祐一さん)

宇佐は親の転勤を機会に、念願の独り暮らしをすることになりましたが、「家賃が安く」「まかない(食事)付き」という理由で、古ぼけた「河合荘」に入居させられることに。

そこの住人たちの変人ぶりを見て、明るい生活の夢が崩れてしまい、一度は入居を取り消そうとします。
しかし、「憧れの知的美少女」で同じ高校の先輩、河合 律も住んでいることがわかると、あっさりと翻意。

こうして、強烈な個性を持つ、残念な人々(笑)に囲まれ振り回される、河合荘での青春の日々がはじまります。

メインヒロインの河合 律は、常に本を手にしている読書(文学)少女で、海外にいる母親が河合荘のオーナー。
無愛想、無表情、やや無口で、人間関係に不器用(面倒がり)な性格です。そんな律を前に、宇佐の想いはなかなか進展せず…

ここでは、花澤さんの「静」の演技を楽しめます。ややレトロな雰囲気の、すごく面白くて時にハートフル !? な物語。


次回の声優特集は、「まどマギ」の佐倉杏子役として有名な、野中 藍さんのアニメキャラについて綴ってみたいと思います流れ星


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(Maple blog no,153虹)