半導体の画像

 

先月、台湾の大手半導体企業の工場が熊本県に開所しました。

 

TSMC(Taiwan Semiconductor Manufacturing Company):台湾積体電路製造。

 

 

新たな雇用、町の活性化など、期待される面がメディアで取り上げられるのですが、関連するニュースを見ると、ちょっと複雑な気持ちになるのです。

 

 

 

「日本側から誘致した」という、否定しようのない構図

 

 

 

1980年代後半、日本の半導体は世界シェア1位だった。現在、そのシェアは10%程度まで落ち込み、最先端技術といわれる2ナノレベルの半導体を生産する技術もない。

 

かつては半導体の大きな世界シェアを誇っていた日本が、税金を使って台湾企業を誘致しているということです。

 

この背景には、様々な要因があったのだろうけど、ある番組では「かつて半導体分野に投資しなかったツケを日本は今払っている」ということを言っていた。

 

 

浮かれた話ではなく、ここが日本の踏ん張り時という感じがして、気が引き締まる思いがするのです。

 

 

 

 

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