MADEFOR COSMETICS(メイファーコスメティックス)(http://www.madefor.co.jp/ )プレゼンツ、「世界の皮膚科学研究早わかりブログ」掲載させて頂きます、Dr.MADEFOR(ドクターメイファー)です。
皮膚科学のご紹介を通して、スキンケアの必要性を身近に感じて頂く
ために掲載させて頂いておりますブログなのですが、日本ブログ村様の「科学の豆知識」と、「美容の豆知識」というカテゴリーにおいて、3位と4位にランクさせて頂きました![]()
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読んで頂きました読者様、協賛のメイファーコスメティックス様、深くお礼申し上げます![]()
本ブログを通じて、スキンケアが皆様の身近なものとなり、日常生活とともにあるものとなって頂ければと感じております![]()
そのときは、MADEFOR COSMETICS(メイファーコスメティックス)をよろしくお願い申し上げます![]()
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『本日のトピックス』
~ニキビ痕
のお話~
本日は、「ニキビ痕」の話に関してのお話をご紹介させて頂きます![]()
ちなみに、これらの痕は、専門的には「アクネスカー」という表現をされる場合もあります
もし、このような表現が出てきた場合は、ニキビ痕だと思ってくださいね![]()
さて、本題![]()
ニキビ痕とは、ニキビが重傷になった後、完治すると残ってしまう傷跡のことです。では、ニキビ痕とはどうゆうものなのでしょうか![]()
皮膚科学上、これらの痕は、「瘢痕」と「色素沈着」のタイプに分類されるのではないかと考えられます
(2つのタイプが重複したものも多いですが
)。
これらは基本的には以下のようなステップにより痕となると考えられます
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ニキビが重症になると「膿疱」という状態になる
(以前に後紹介させて頂きました)
この状態は、表皮細胞がダメージを受けたということを周囲にしらせるためのインターロイキンやサイトカインなどと呼ばれる情報伝達物質を分泌し、その物質に反応することで、生体内の免疫機構に関わる白血球・リンパ球などを毛漏斗部付近に、遊走(集めることです)させる![]()
膿疱の状態の毛漏斗部には、多量のアクネ菌などが存在するため、それらに対する免疫反応が誘起され、毛漏斗部周辺に炎症が誘導される。免疫細胞は、アクネ菌だけに特化して攻撃するわけではなく、周辺組織までまとめて、攻撃する
(このとき攻撃に使用されるのがヒドロキシラジカルという活性酸素種(ROS)である)
このROSの攻撃をうけると、毛穴周辺組織の表皮、真皮は、ズタズタにされる。そして、陥没となる![]()
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このステージで進行するのが「瘢痕」です
(このお話は、毛穴の話で後にご紹介致します
)
さらに、このとき、以下のような反応も起こっています![]()
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表皮細胞に存在する「色素細胞」も同時に攻撃を受ける![]()
色素細胞は、酸化刺激を受けるとメラニンを作り出す(これも後にご紹介します
)
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そのため、免疫細胞からのラジカルの攻撃をうけ、毛穴周辺ではメラニンの過剰生産がなされ、色素沈着が残るわけです![]()
ニキビの初期において、抗酸化物質(リン酸ビタミンC誘導体など)により、免疫細胞からのラジカル攻撃の被害を軽減させることは、ニキビ跡を小さく抑える上で重要なのです![]()
つまり、ニキビにおける抗酸化理論に基づくスキンケアは、ニキビ予防とともに、ニキビ痕の軽減にもつながるということなのですね![]()
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予防しているのに痕ができる
っていうのは、矛盾しているとおもわれるかもしれませんが、様々な要因で発症するニキビを予測し、100%予防することは難しいです![]()
スキンケアを行うことで、健康な状態を保ちつつ、重症化した場合でも、痕がひどくならないようにケアをするというバランスが非常に重要であると考えられますね![]()
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