No.13 ニキビと『生薬』のお話 | Dr.MADEFOR(ドクターメイファー)のブログ

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   【MADEFOR COSMETICSプレゼンツ → 世界のニキビ研究ブログ】
 ニキビや皮膚科学の研究、メカニズムなどをご紹介させて頂き、皮膚科学の研究をより身近に感じて頂くことを目的に掲載しております。
 

『ご挨拶』

 MADEFOR COSMETICS(メイファーコスメティックス)(http://www.madefor.co.jp/ )プレゼンツ、「世界の皮膚科学研究早わかりブログ」掲載させて頂きます、Dr.MADEFOR(ドクターメイファー)です。


 皆様、「赤ちゃんはお母さんとの肌の触れ合う機会が多いと精神的にも安定し元気になるビックリマークニコニコ」というお話聞いたこと耳がございませんかはてなマークはてなマーク

 「あ、聞いたことある耳耳」っていう方、沢山いらっしゃるんじゃないでしょうかニコニコニコニコ

 これは、肌と肌との触れ合いにより、体の中に精神を安定させるホルモンの分泌が触れるからではないかと言われていますニコニコニコニコ

 また、この時、お母さん側にも同様の効果が起こっており、精神を安定させるホルモンである「オキシトシン」や女性ホルモンで、同じく鎮静効果をもつ「プロラクチン」などが分泌されることが報告されています得意げ

 しかし、この現象、実は「母親と赤ちゃん」の関係に限ったことではないんですべーっだ!べーっだ!ビックリマーク

 例えば、「エステ」…これは、肌と肌との触れ合う代表的な行為であります。エステを受けると、受けた側は、体を緊張させる作用をもつ「カテコールアミン類」の分泌が減少します得意げまた、同時にいくつかの「女性ホルモン」の分泌量も増加しますニコニコ

 驚くべきことに、これらの効果は、エステを受ける側だけではありませんビックリマークビックリマーク

 実は、エステ行為を行なっている側でも、同様の効果があるとの報告が存在しますえっ

 これらの関係は、まさに「母親と赤ちゃん」の関係と同じですねニコニコ

 さらに、自身で行うセルフのスキンケアにおいても、類似した効果があることがわかっていますニコニコ

 つまり、スキンケアは、「肌」をケアするだけでなく「精神と体内のケア」につながるものであると考えられますねニコニコニコニコ

 

『本日のトピックス』

~ニキビに効果のある「生薬」とは~

 皆様、「生薬」って言葉を聞いたことがあるかと思いますニコニコ生薬とは、簡単にいうと「天然の植物などから直接抽出したままの混合物」といった感じのものです。これらは、法律によりことなりますが、医薬品や食品、また化粧品、部外品などにも配合されていますニコニコ本日は、このような生薬とニキビの関係についてご紹介致しますニコニコ

 ニキビに効果のある生薬は、本当に沢山存在しますビックリマークその研究の歴史はとても古く、古代中国の漢方の本にはすでに記載があったとまで言われていますえっえっそのため、あまりに多すぎてとてもすべて紹介しきれませんむっなので、代表的なものだけご紹介致しますニコニコ


1ヨクイニン

右矢印イネ科ジュズダマ属に分類されるハトムギの種子成分。ハトムギの外皮を取り除き抽出溶媒につけ抽出する場合も多い。古くからにきび治療に用いられてきた。抗腫瘍効果やイボの抑制効果があることが知られている。また、抗炎症効果、保湿効果などもあることから、化粧品、部外品に配合される例も見られる。

2ドクダミ

右矢印ドクダミ科ドクダミ属の植物、日本においては、住居近辺を含め大変広い分布が見られる。湿疹、かぶれなどに効果があることが知られている。また、抗菌効果や利尿作用なども知られている。

3ユキノシタ

右矢印ユキノシタ科ユキノシタの植物。本州全土に広く分布し自生している。主に、抗炎症効果があることが知られている。その他、美白効果、保湿効果がることから、化粧品に配合されている。

4カンゾウ

右矢印マメ科カンゾウ属の多年草。アジア、ロシア、中国、北アメリカなどに自生。主に根の抽出物が生薬として使用される。主成分にグリチルリチンを含むため、抗菌作用や高炎症作用をもつ。

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以上が代表的なニキビに関連する生薬になります。

その他、ニキビ対策の漢方薬として知られているものは、「清上防風湯」「荊芥連翹湯」「桂枝茯苓丸」「十味敗毒湯」などがあります。これらは、生理周期改善に作用するものや、化膿を抑制するものなど、作用は違います。つまり、ニキビの原因によって使い分けされる必要がありますニコニコニコニコ

う~ん、漢方がちょっと苦手なわたしには漢字だらけでとても覚えきれないですね得意げ得意げ


『本日の豆知識』

 今日ご紹介した生薬は、皆様のお住まいの近くに自生していることが多いですえっえっそのため、これらの抽出成分なのも自作することが可能なんですねニコニコニコニコ抽出溶媒などは、「」、「エタノール」、「BGなど様々で、用途によって選択する必要があります。ただし、自家抽出物を化粧品などに用いる場合は、本当に注意してください!!!!必ず、専門の知識と経験を得た後、パッチテストなどの安全性試験を行いお使いくださいねニコニコ



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