『ご挨拶』
MADEFOR COSMETICS(メイファーコスメティックス)(http://www.madefor.co.jp/
)プレゼンツ、「世界のニキビ研究早わかりブログ」掲載させて頂きます、Dr.MADEFOR(ドクターメイファー)です。
ニキビの化粧品はニキビに悩むヒトしか使っちゃいけないの![]()
っていうご意見をよく伺いますが、そんなことはありません。ニキビの化粧品は、敏感肌対応になっているものもあり、また、様々なビタミンが配合され、荒れ肌を防ぐのに効果的だったりします。
ただし、一種のピーリングなどを目的とした処方の場合、敏感肌や肌荒れをおこしている方は十分注意してくださいね![]()
ちなみに、MADEFOR COSMETICSの製品も、ニキビに悩んでいる方以外にも、『肌荒れ』『シミ』などの肌トラブルの方もご使用になれますよ
(ピーリング成分はふくんでいません)。
『本日のトピックス』
~ニキビの始まりと進行(様々な仮説の存在)~
前回、ニキビの初期要因は毛孔異常角化(abnormal follicular keratinization (afk))と、それに伴う面皰成長(Comedogenesis)であるということをご紹介させて頂きました![]()
このafkを重視する傾向は、研究学会や学術論文などでもみられます。
たとえば、全米皮膚科学会のニキビシンポジウムにおいて、ニキビに関連する要因に関して、以下のような発表が行われました。
Plugged follicle (毛漏斗部の閉塞)
Sebum output (皮脂の分泌)
Inflammation & immuneresponse (炎症と免疫応答)
P.acnes (アクネ菌)
中でも、abnormal follicular keratinizationが原因で起こってくる①Plugged follicleをニキビの初期原因として、重要視しているという現状があるのは事実です。
では、afkがなぜおこってくるのでしょうか![]()
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実は、数多くの仮説が提唱され、存在して入るのですが、「これだ!」という明確な答えは、未だに提案されておりません![]()
現在提唱されている有力な仮説として、「必須脂肪酸不足」「表皮脂質の毛漏斗部での不足」「バリア機能の低下」「スクワレン酸化」「ホルモンバランス影響による表皮細胞の増殖異常」などがあります。
しかし、これらの学説は、各々がジグゾーパズルのピースのようなもので、単体で意味をなすものではなく、すべての要因が複雑に絡み合っているのではないかと考えられます。
また、これらの仮説以外にも、重要な要因が存在することも考えられます。
いずれにしても、ニキビ発症のメカニズムの全貌が解き明かされることはまだまだ先のようですね![]()
『本日の出典』