こんにちは!
今日は、整形外科外来でのお話をしますね。
78歳のその女性はいつも颯爽と入ってきて
お召し物もとてもさわやかでおしゃれなかた。
少し香水も使われていて、
彼女が受診する日はとてもいい気分で診療を終えることができ
診察室の中がさわやかな空気に包まれていたものでした。
この日も
いつもの内服薬の継続のために来院されたのですが
「運動不足で体調が悪い」
そう腰に手を当てて、困った顔をされていました。
今まで彼女は
スポーツジムに週3~4でスイミングに通っていらしていて
いつも外来ではその話を伺っていました。
ここ2か月、ジムは閉鎖。
なるべく歩くようにしているとのことでしたが
どうもあちこち、特に腰や背中が重いと。
いま、おうちでできるYoutubeでの
負荷の強すぎない運動もありますよねと試しに反応を見て見ると
ああ、うん、見てるという反応が即帰ってきて
おそらくご自身もアンテナを立てて
ご自分が運動できる道を模索されているとすぐにわかりました。
いつものスイミングなんて
チャランポランにやってただけと思ってたけど
やらなくなるとこんなにダメなのね。
と繰り返しおっっしゃっていたのが
印象的でした。
ウォーキングももちろん大事ですが
筋肉を落とさないようにすることも大事です。
屋内でも、筋肉を落とさない方法もありますよと
限られた診療時間内ではありますが
普段から運動を続けてこられているかたなら無理なくできる筋トレをお伝えしたところ
やっぱり、
何か運動しなくちゃね。
と颯爽と帰って行かれました。
今まで運動習慣がない人は、ますます運動量が落ちる。
今まで運動習慣があった人ですら、運動できにくい環境になっている。
仕方がない、で済ましていたら
元気な人も元気でなくなる・・・!
そんな危機感を覚えました。
運動量が落ちているのを、感じていますか?
もし自覚していたら
なにか始めないと、
筋力は戻ってきませんよ・・・!
以上、
外来で感じた、運動量低下の危機でした。
今日はここまで!