ニキビ跡治療を継続していく中で最初は角がとれてきて浅くなりなめらかになるかと思います。むしろ序盤のこの時期の方が治療効果は実感しやすいように思います。(撮影時期が何年も違うので画質の違いはお許しください)
治療の終盤になってくるとなめらかではあるものの色調の違い、光沢の有無、ほんのわずかな陥凹(照明でできる影)などを気にされる方が多くなってきます。治療してもニキビ跡、つまり瘢痕が消えることはありませんので、なるべく目立ちにくい瘢痕にしていくことが治療の本質になります。上の序盤の変化よりも終盤の変化の方が微々たるものになります。このため、序盤の治療満足度と終盤の治療満足度の違いが生じてしまいます。重症度や年齢、個々の創傷治癒能力によっても施術効果は異なりますが、これは個人差としか言いようがありません。(瘢痕を拡大してしておりますので粗くなり、申し訳ありません)
一見自然光の下では全く目立たないニキビ跡も特定の照明の下で角度によっては目立ってしまうニキビ跡。これを完璧に治すことは困難であり、かなりの治療回数を要するものです。浅いので数回の治療で治るのではと思われることもありますが、皮膚、皮下脂肪、骨の構造が老化とともに下垂したり、萎縮したりします。つまり、しわやたるみ、こけるなどのお悩みがでてくるかと思います。ある程度の年齢になり、ニキビ跡が目立ってくることは結構あります。一定のレベルでよい状態をキープするには何らかの形でアンチエイジング治療が必要になってくるように思います。