「どくとるマンボウ」北杜夫さん死去


 ユーモアあふれる“どくとるマンボウ”シリーズや、大河小説「楡家(にれけ)の人びと」で知られる作家、芸術院会員の北杜夫(きた・もりお、本名・斎藤宗吉=さいとう・そうきち)氏が、24日死去しました。おいらが最初に読んだのは確か中学校の読書感想文で

どくとるマンボウ青春記 (1968年)/北 杜夫
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 運命の1冊があるのなら、たぶんおいらはこれだと思っています。この1冊のお蔭で現在のおいらの信州好きと、仙台にあこがれ、ついには仙台の大学で行ってしまったきっかけになっています。

 

 そういえばおいらの高校にもいまだにファイヤーストームなるものがあり、体育祭のあと、女子を一度帰宅させ、男子だけで、怪しげな合唱際を繰り広げるのです。今考えればあたかもディオニューソス的感興を伴うものであり、デカンショ節や三河男児の歌、我が良き友よといったバンカラな歌を歌うのです。


こんどう史科医院の裏ブログ
 

 そういう意味で、高校、大学と北杜夫さんの足跡をたどりましたが、さすがに医学部に行くだけのおつむはなく、現在に至っています。

どくとるマンボウ航海記 (新潮文庫)/北 杜夫
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どくとるマンボウ医局記 (中公文庫)/北 杜夫

と、さまざまな「どくとるマンボウシリーズ」により色々影響を受けました。

そんな北杜夫さん、皆様にオススメする1冊はこれ!!

父っちゃんは大変人 (新潮文庫)/北 杜夫


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 純文学のかけらもありませんが、大金持ちになった父っちゃんが中日ドラゴンズを買収して監督をするなど、ありえない話満載です。寝れない夜にこんな1冊などいかがでしょう?くくくく、と笑うこと請け合いです。


 まあ、そんなことよりも、柳ジョージさんといい今回の北杜夫さんといい青春の1ページが消えていってしまう悲しみは年をとったせいでしょうか?


こんかいはこんなしんみりしたお話でスミマセンでした。


とりあえずおいらの青春の1ページへ


合掌