日本国内の自殺者が、13年連続で、年間3万人突破することが、確実となりました。


どうして、自殺がとめられないのか?


その理由は、治療や予防のみの視点から、対応しているからかもしれません。



心の健康に関係の深い睡眠障害を、日本人の5人に1人が抱えている今の時代、必要なのは、個人の、そして社会全体の「元気になる力」を高めることだと、私は考えています。



「元気になる力」は、自分の認知・行動・動機づけする力、まわりとのコミュニケーション、仕組みづくりで、高めることができることが、私の戦争生存者研究をはじめ、国内外の研究でもわかってきています。



中でも、最も大切で、難しいのが、仕組みづくり。


だから、なかなか効果が出せないでいるのです。



しかし、社会の「元気になる力」を高める仕組みの基礎をつくった人がいます。


故山本孝史議員です。




自殺対策基本法とがん対策基本法という、


「5人に1人が睡眠障害」をもち、「3人に1人ががん」で亡くなる


という特徴のある日本人に不可欠な、2つの法律の立法者です。



故山本議員は、私の卒業大学、ミシガン州立大学(MSU)大学院の先輩でもあります。



故山本議員は、どうして、異例のスピードで、与野党の議員を一致させ、これらの政策を可決・成立させることができたのか?



こうした政策を立法するにあたった、いのちへの思いとは?




この1月に出版予定の、彼の奥さまである、山本ゆきさんの書かれた、「いのちの政治家 山本孝史物語 兄のランドセル」という伝記(朝日新聞出版)には、こうした問いの答えがあると思います。



そして、その出版に先駆け、故山本議員の、3回目の命日である12月22日に出版記念会が、東京・虎ノ門で開催される予定です。



関東お住まいで、「今の日本の状況を改善したい」「しなくてはいけない」という志のある方は、ぜひ行かれてみてください。

  


日時:2010 年12 月22 日(水) 18:30~20:30

場所:虎ノ門会議室8 階(東京・虎ノ門)
参加費:1,500 円(書籍代込み)



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電話:03-3261-4934 (平日10:00~20:00)