『餅は餅屋』という言葉があります。
ある物事は、その道のプロに任せる方がいいという意味です。
芸能界での投資詐欺疑惑が問題になっています。
投資もよく、『素人には難しいのでプロに任せるのが一番』というのを耳にします。
私自身、投資を始めて自分であれこれ勉強するようになって思うのは、
『プロも含めて他人は当てにならない』ということです。
プロがあてにならないのは、新型コロナに対する一連の分科会メンバーの言動をみていても感じます。
プロがあてにならないのは投資や新型コロナに限ったことではありません。
教育や就職、起業に関しても同様です。
もちろん、頼りになるプロも存在することでしょう。
しかしながら、『プロだから任せて安心』とは限りません。
もっといえば、『本当にプロかどうか怪しい』場合すら存在します。
一流大学に入るには、SA〇IX→鉄〇会が王道のようです。
あまりに王道すぎて、この道を通れなかったら一流大学に入るのが難しそうな印象までもちそうです。
周りも小学校受験、中学校受験などをしていると、なんとなく焦ります。
「うちもしなくて大丈夫なのか?」と。
私は受験の王道からは程遠い過程をたどってきましたが、それでも中学に通った進学塾、高校ではそれなりに時間を費やし、勉強一筋といった感じでした。
その結果は、何浪しても志望の大学に入れず、結局高卒で社会にでることになったのです。
まあ、その後紆余曲折はありましたが、そんな自分の過去を振り返って思うのは
「今やってることを続けていて大丈夫なのか?」
「周りがやっているのは正しいのか?」
「指導者が言っていることは正しいのか?」
という視点を持つことが重要だということです。
指導者が言っていることが間違っている場合もあるでしょう。
または、指導者が言っていることは正しくても、自分にはその方法が合わない場合もあります。
勉強や練習に時間を使ってはいるけど、ただ時間を使っているばかりで、効果的ではない場合もあるでしょう。
みんながやってるから正しいとも限りません。
車で最短コースをとると30分かかるA駅を目指すとします。
道を間違えて、反対方向に30分車を飛ばしても、駅は遠ざかるばかりです。
車にのれば30分だけど、あなたは車をもっておらず、バス停も遠かったとします。
金額はかかりますが、電話でタクシーを呼べば楽に駅まで到達できるでしょう。
さてA駅にたどりつきました。次はそこから電車に乗ってB駅に向かいます。
ところがここで気づきました。A駅からB駅に向かうにはC駅で乗り換える必要があります。
実はこのC駅は、自宅から車でA駅に行くのと同じくらいの時間でたどりつけるとします。
この場合、A駅に向かわずにC駅に向かうのが正解です。
事前に路線図を確認しておけばこんなことは起こりませんでした。
では何故あなたはC駅に向かわずにA駅に向かったのでしょうか。
それは、『みんなそうしているから』です。
こんな単純なミスは人生では起こりにくいですが、例えてみればこんな感じになるミスは案外少なくない印象です。
よくよく考えてみればA駅に行く必要はないのに、もう何年も何十年もA駅から通っている。
職場でも「どうしてこれが必要なんですか?」と聞いてみたら、案外誰も答えられなかったりします。
「どうしてもなにも、そういう決まりなんだよ!」怒鳴って見せても、いつ誰がどういう理由でそういう決まりを作ったかが誰も答えられなかったりします。
まだ理由があればいいのですが、実はただの慣習だったり、誰かの間違いだったりするケースすら考えられます。
最近、起業や経営者を指導する塾のようなものも増えてきました。
そういうところに通ったことはありませんが、起業支援のプログラムに数万つぎ込んだのに、何のメリットも得られなかった経験からこう思います。
『果たして、その起業家の先輩方は、本当にビジネスのプロなのか?』
『果たして、そこで行われているカリキュラムは妥当なものなのか?』
と。
一流大学を卒業して、数年有名企業で働き、20代前半で経営者になった方々を目の前にすると、輝いて見えることでしょう。
しかし、その輝きは本物なのでしょうか。よく見ると、うまい具合に照明器具が隠されているかもしれません。
20年、30年経過した時に、さらに輝きは増しているのでしょうか?それともすっかりくすんでしまっているのでしょうか。
なるほど、会社の作り方、事業計画書の書き方、補助金や資金の獲得の仕方には長けているかもしれません。
ゼロから始めるより、そのノウハウを活用した方が効果的かもしれません。
だからといって、いつまで経ってもコンサル料を支払ってアドバイスを得続ける必要があるとは限りません。
若くして起業家としての視点を学ぶのもいいかもしれません。
ただ、私個人としては、雇用される側を経験しないまま、起業家になるのが妥当だとは思えません。
単純に利益を重視するのであれば、コストを極力カットして、生産性を高めるのがベストです。
賃金をなるべく抑え、利益が出れば経営者の給与だけを上げていくのがよいのでしょうか。
『いつまで経っても人に使われているのは嫌だ。
そんな人間はバカだ。俺は使われる側から使う側にまわるんだ。』
的な態度が言動に漏れ出ている人も見受けられます。
そしてそういう人が起業家支援や、起業家の人材育成に携わっていたりもします。
こんな態度で、永続きのする組織など形成できるのでしょうか。
今やっていることの先に、あなたの希望している将来へのビジョンが見えてくるでしょうか。
あなたが信頼している指導者は、その希望している将来への道筋の上に立っているでしょうか。
何事も道案内はあるに越したことはありません。
ただし、その道案内が適切なものかの検討は重要です。
地方の観光地を訪れ、誰かがいたずらで標識の矢印を反対に向けてしまっているかもしれません。
標識が作られた時点で間違っている場合すら考えられます。
投資関連の番組では次の言葉が必ず続きます。
「くれぐれも投資は自己責任でお願いします」
と。
「人生に対する責任も自分にしか負えません」