思索の蒼穹言 2024.7.6 『もう7月』 | 進化するブログ『思索の蒼穹』

進化するブログ『思索の蒼穹』

医学、子育て、教育、教養、経営、経済等、様々な分野を節操なくつまみぐいしながら、皆さんと共有できれば幸いです。

 気づけば7月です。

 

 4月に承継開業してから、あっという間に3か月が経過しました。

まだまだ患者さんは多くないですが、レセプトや健診、各種書類手手続きや医療器具の発注などをしていると毎日大変です。

医療1割、雑務9割といった感じでしょうか。

日々初めましてのことがあり、落ち着く暇はありません。

 

ここ数か月での出来事をダイジェスト版でご紹介してみようと思います。

 

もちろん本業では様々ことを経験していますが、私以外の方のプライベートなことも含まれるのでここでの言及は避けます。

 

〇Local book store kita.での棚シャッフル。

 

私は馬車道のLocal book store kitaというところで、一棚オーナーとなっています。

これはお金を支払って一棚を借り、そこで自分のちょっとした本屋を営めるというものです。

棚の位置によって訪れる方々の目につきやすい、つきにくいもあるため、数か月に一度棚の位置が変わります(あみだくじで入れ替わりが決定します)。

 

都合のつくオーナーさんが集まり、グループに分かれながら全ての棚のシャッフルが終わると、ちょっとした自己紹介と懇親会が始まります。

棚を借りるのに金額がかかるため、本が多少売れたところで儲けを出すのは難しいものがあります。

しかしながら自分の好きな本を他の方に紹介できたり、他のオーナーの方々とお話ができたりするのは何物にもかえがたい経験です。

 

懇親会も終わりに近づいた時に一人の女性の方から声をかけていただけました。

その方が棚オーナーに興味をもたれてLocal book store kitaを訪れられた際に、私と少しお話をされたとのことでした。

私がオーナーとして棚を持つことの楽しさ・他のオーナーと知り合えるすばらしさを話したことがその方がオーナーになることを少し後押ししたようでした。

もちろん私との会話がなくてもその方がオーナーになられたかもしれませんが、その方の本に関連する人生を更に豊かにするきっかけに少しでも影響できていればとても素晴らしいことだと感じました。

棚オーナーになることにコストがかかることから、棚オーナーを辞めていかれる方もいらっしゃいます。

棚オーナーになることが良いか悪いかは人それぞれです。今回のことに限らず、自分が認識していないところで、己の言動が良くも悪くも人に影響していることは少なくないのかもしれません。他の方の人生を豊かにするわずかな一助ができたのかなとうれしく思いつつ、自分の言動に注意しないとなとも思うきっかけとなりました。

 

〇1年ぶりに息子が空手に

 

 一向に空手の昇給審査に受からず(私と一緒に稽古に通っていたので私の仕事上の都合で稽古の参加が少ないのも一因でした)、審査前に練習をあまりしない息子に喝を入れようと「やる気がないなら辞めてしまえ!」と怒鳴った挙句に息子が空手を辞めて一年。

 

 本日は、「散歩に行こう!」と何度も妻にねだる息子に、妻が冗談交じりに「そんなに散歩行きたかったら、パパと一緒に空手に行ってきたら?(本日は私一人で一般の部の稽古に参加の予定でした)」と言ったところ「行ってみよっかな」との返事が。

 

 この一年、何度か空手に誘っても「もう絶対空手なんかしない」という答えしか返ってきませんでした。

 

 少し前にはまったクリスチャンベール版バットマンの影響かもしれません。

 何人もの敵をバッタバッタとなぎ倒す格闘シーンがちょっと空手をしてみようかなという後押しをしたのかもしれません。

 

 息子が空手を辞めてから一年。この間に息子は一人で自転車に乗れるようにもなりました。

 以前は一緒に歩くか、息子を後ろに乗せて私が自転車をこぐのが一般的でした。本日は息子も私もそれぞれの自転車にのって空手の稽古へ。

 

 もちろん、何事もスムーズにいくはずがありません。

 

 稽古の体育館に入る前にも門を通りすぎたり、門をくぐっても駐輪場に自転車をとめたり、また自転車にのったり。

 体育館に入ってもまた出たり入ったり。

 結局稽古には参加せず、一緒に見学することになりました。

 見学中も礼儀正しく座っていることはなく、立ったり座ったり。

 また本来外すべき帽子もかぶったまま。

 

 他人から見れば(いや、第三者として外から部分的にその様子を切り取ってみれば私から見ても)完全なる問題児です。

 「マナーやルールが守れないなら空手の稽古に出入りすべきではない」とは思います。

 息子は自分をコントロールできないわけではありません。学校やプールのように、「ここではルールを守ってきちんとしなければならない」と考えれば普通にふるまいます。

 ただ、「いやだ、ルールなんか守りたくない」となると駄々をこね、自分をコントロールしようとはしなくなります。

 それで去年のように「出来ないなら辞めちまえ!」とブチ切れてしまうと、結局そこから成長しなくなります。

 周囲への迷惑は自覚しつつ、迷惑なので辞めてくださいといわれなければ私のわがままを通させていただきたいところです。

 

 さてクリニックも開業して四か月目を迎えています。

 6月からは市の健診も始まりました。

 外来患者さんの数も多くありませんが、訪問診療はさらに少ないです。

 今後どちらも増えてくるとすれば両立しなければなりません。

 増えなければそれはそれで経営が大変です。

 先が見えませんが、日々ベストを尽くしていこうと思います。