あなたは自分のことが好きですか?
私は以前は大嫌いでしたが、最近は好き・嫌いをあまり意識することがなくなりました。
他人の場合は分かりませんが、少なくとも私の場合は、『自分嫌い』は『自己肯定感の低さ』から来ていたと思われます。
私はあまり褒められて育ってきませんでした。
その上、人生を通じて、いじめやパワハラにあいやすかったので
『自分だけここまで非難されるのは自分に非があるからに違いない。』
『どうしてこんなにダメ出しばかり受けるんだろう。頑張っても頑張っても評価されない。もうどうしようもない』
と考えてきました。
しかしながら、かつてとてもひどい仕打ちをしていた元上司を問い詰めたらパワハラをあっさり認めたり、
これまでほとんど褒められることがなかった親に確認してみると
「そんなにほめてなかったっけ?」というような反応でした。
この年になってみて、『えらそうな態度をとる人間に限って、そんなに大した人間はいない』と認識するようになりました。
また、パワハラをしていた当の本人がパワハラを認めた後でも、それにのっかかってひどい対応をしてきた周囲のその他大勢の方がむしろ、自分達のひどい言動を認識していませんし、謝罪もありません。
自分は平均より大きく劣るような気がしてきたので、自分がすごい嫌いでしたが、
気づいてみたら、世の中は大したことない人間ばかりだと思うようになってきました。
大したことないというのは、頭のよさや、能力の話ではありません。
『人としての格』においてです。
『私が周りより優れている!』と思うようになったのではなく、『周りも大したことない』と思うようになっただけで、少なくとも自分への嫌悪感ははるかに薄れてきました。
あなたがかつての私のように、自分を好きになれないというのであれば、少し立ち止まって考えてみてください。
『大したことない人間の心無い言動によって、不必要に自分が傷つけられてはいまいか?』
と。