上図はよく化粧品等の説明のために用いられる肌の細胞を表したものです。

 でも、実際には細胞の大きさが乱れたり、色が違ってしまうことが多くその乱れた細胞が表皮に上がってきたときに乱れとなって現れます。

 

 まず、細胞は生まれ変わっているということをご説明します。

 新しく細胞が生まれてから、死に至る一連の動きを肌のターンオーバーという言葉で表されます。

 

 それではターンオーバーについてちょっとだけ説明しておきます。

 

 ターンオーバーとは、肌(皮膚)が一定期間で入れ替わる仕組みのことです。
皮膚は体の表面を覆って、体内の保護や体温調節などの重要な役割を果たしている臓器です。皮膚の最も外側にある表皮にはバリア機能があり、外部の刺激から皮膚を守ったり内部の水分蒸発を防ぐ役割をしています。この皮膚のバリア機能は、正常なターンオーバーにより保たれています。

ターンオーバーが起こるメカニズム・周期
 皮膚は、体の表面から深部に向かって、表皮、真皮、の2層で構成され、ターンオーバーは表皮で起きています。
表皮の一番下には、基底層(きていそう)という、新しい皮膚細胞が生まれる層があり、ここで生まれた皮膚細胞は、時間をかけて徐々に表面へと押し上げられていきます。この過程で細胞は成熟して形を変え、表皮の最も外側にある角層を形成します。そして、古くなると役目を終えて自然にはがれ落ちます。この一連のサイクルが、肌のターンオーバーの基本です。

ターンオーバーの周期


 一般的なターンオーバーの周期は、28~42日間程度といわれています。基底層で生まれた細胞が徐々に押し上げられ、生きていない角質細胞となり、そこから垢としてはがれ落ちる、この周期は年齢や体の部位、肌の状態などによって変動します。

 例えば、顔の額や頰、手は比較的ターンオーバーの周期が短い(ターンオーバーの速度が速い)部位といわれますが、腹部や背中はそれに比べて周期が長い傾向があります。
 また、年齢もターンオーバーの周期に影響します。年齢を重ねるほど、ターンオーバーの周期が長くなるという研究結果があります。

ターンオーバーが乱れるってどういうこと?
 ターンオーバーが乱れる、すなわちターンオーバーが正常な周期で行われなくなるとは、例えるなら、交通の流れが滞ってしまうイメージです。
 基底層で生まれた細胞は、本来ならば、皮膚の表面へと押し上げられてからはがれ落ちるまでの一連の流れが滞ることなく、スムーズに進んでいきます。
 しかし、何らかの原因で皮膚細胞に渋滞が生じると、とっくにはがれ落ちて排出されているはずの古い角質が、皮膚の表面に長くとどまってしまうのです。

ターンオーバーが乱れるとどうなる?


 ターンオーバーが乱れると、以下のような皮膚トラブルが起こりやすくなります。

肌荒れ・ごわつき
 古い角質がはがれ落ちずに蓄積することで、表面が硬くごわついたり、ザラザラしたりします。古い角質が蓄積している状態だと、塗布した保湿剤や化粧品の浸透も悪くなります。


くすみ
 くすみとは、皮膚に透明感がなく、明るさやツヤが感じられない状態を指します。
古い角質が皮膚の表面にとどまることなどで透明感が失われ、全体的にどんよりとくすんだ印象になります。

乾燥
 ターンオーバーが乱れて、角質層のバリア機能が低下すると、皮膚の内部に保たれている水分が蒸発しやすくなり、乾燥を招きやすくなります。皮膚が乾燥することで、ひびやあかぎれなどのさらなるトラブルが引き起こされることもあります。

ニキビ・吹き出物
 皮膚表面に蓄積した古い角質が毛穴をふさいで、皮脂が詰まりやすくなり、ニキビや吹き出物の原因となることがあります。


毛穴の開き・目立ち
 古い角質や皮脂が毛穴に詰まると、毛穴が押し広げられたり、黒ずんで目立ったりすることにもつながります。

しみ・色素沈着
ターンオーバーの遅れは、表皮にあるメラニン色素の排出も遅らせます。その結果、しみや色素沈着が起きやすくなります。


 上記のようにターンオーバーの乱れは、見た目はもちろん皮膚の健康状態にも大きく影響します。そのため、ターンオーバーの周期を正常に保つことは、健やかな皮膚を維持する上で非常に重要なポイントといえます。

 

 私はいつも書いているように、プラズマが発生する活力を持った電子やイオンが肌細胞を活性化するには大きな働きを持っていると考えています。プラズマクリームの中にはこの活性力が閉じ込められています。

 それから以前に書いたプラズマ美顔器の記事が参考になると思います。