今回は各地の研究機関や企業様が取り組んでおられるプラズマ農業の実態をお伝えします。

まず最初はプラズマ研究のメッカ名古屋大学プラズマソサエティーの報告で稲へのプラズマ照射実験を行っています。

収量が増加するのははっきりしてきたけど、私は高温耐性が出来るかに関して興味があります。

 

 次は大阪大学です。ここでも種子へのプラズマ照射で大きな成果を上げています。

 

 

 次は東北大学です。成長促進だけでなく免疫力アップの研究も行われています。

 

 

 次は奈良先端技術学院です。発芽の効率化を研究しています。

 

 

 さらに東北大学大学院です。窒素肥料の効率的な吸収にプラズマを用いた研究を行っています。

 

 

 次は福岡工業大学です。こちらではトウモロコシの栽培でもうフィールドワークの段階に至っています。

 

 

 続けて福島国際教育研究機構です。こちらは花卉植物での研究が行われています。

 データはトルコ桔梗です。

 

 

 極めつけはJAXAです。こちらでは宇宙時代を見越しての研究も行われています。

 

 このようにプラズマ農業は多くの研究がなされており、一部は農家さんの現場での実証実験も行われています。日本の食糧事情を考えると、2022年時点で38%であるということを考えれば、食料の増産は重要な課題です。しかし、プラズマを照射することで増産という光が見えてきたわけですか、今後ももっともっと研究が進んでいくと思います。

 

 さらに付け加えるならば、水産業でも魚の人工養殖にプラズマを用いる取り組みが始まっていて、こちらも大きな効果を上げているようです。プラズマ技術は日本の食糧問題を解決する重要な技術になっていると言っていいと思います。

 

 皆さんも身近なところで実験が出来るプラズマ技術にもう少し興味を注がれることを期待しています。