今日は当直です.「今日」といっても,当直が始まったのが,正確には昨日夜から.そして,外来患者に起こされてこんな時間にブログを書いています.今回は当直室のベッド上で,携帯での書き込みなので,少し手短に.


今夜の当直は,準夜帯(0時まで)には連続して重傷患者さんの救急車が集中したため,かなり多忙でした.深夜帯は久し振りにゆっくり眠れて,朝まで寝当直だ~,などと思っていると,PHSが鳴ったのが4時少し前のこと.耳が痛い子供さんがきてま~す,とのことでした.

あ~こんな時間に耳が痛いなんていって受診するんだからよほど重傷でかわいそうだな~,などとは「思いもせず」,大概子供の耳痛だから中耳炎で,ちょっと痛がっているだけで子供自身はぴんぴんしているのに,親が心配して,あるいは昼間受診できないからこんな時間に連れてくるパターンだろうと思っておりました.案の定,外来に行くと,待合の椅子に座って足をぶらぶらさせて元気な様子の子供が居りました.

まったく,コンビニ受診もいいところだと思いつつ,まぁ心配する気持ちも分からないでもないかなぁ,などと思いつつ,電子カルテを開きました.すると,数ヶ月前にも早朝に風邪で受診した記録があります.これは怪しい,と直感しました. というのも,今までの経験上,時間外や深夜休日に受診しているような患者さんは,大したことがなくとも,やはり「時間内の」昼間の外来には受診せず,こういった深夜などの,医療関係者としては面倒くさい」時間に受診することが多いからなのです.


まぁ,抗生剤と少量の鎮痛剤を処方して帰そう,と思ったのも束の間,なんとびっくり,「昼間に鼻が出たから耳鼻科に受診して,こんな薬をもらっているのですよ」といって親が見せてくれたのは,薬局のお薬の説明書.なんと,抗生剤に去痰剤など,私が出そうと思っていたお薬が一通り出ていたのでした.


ここで注意したいのは,私は昼間の耳鼻科医を責める気は一切ないということです.


「後医は名医」といいますが,よくこのような状況で誤解されるのは,私がここのブログで,その耳鼻科医が中耳炎を見逃したのではないかということを責めたいのではないか,ということです.しかし,私はそのようなことを言うつもりは一切ありません.なんとならば,昼間には耳の症状は出ておらず,単なる「鼻水」.もちろん子供が鼻水をずるずるさせていたら,おいおい中耳炎にもなる可能性はあるのでしょうが,100%そうなるとはいいきれません.


それよりも,この軽症で,この時間になって,耳が痛いから,ということで,元気な子供を病院に連れてくる親はどういうものなのか,ということが言いたいのです.


ただ心配であるのであれば,抗生剤でも出して安心させてあげようと思ったものの,もうそれも済んでいるのに...なぜ連れてくるのか.


自分が小さかった時,自分の親は,熱で苦しんでいる自分を医者に連れていくことはしたが,深夜にそんな事をしたことはありません.


今の世の中,救急医療は医療過疎だといわれるが,子どもに関しては,暇な親が,あるいは昼間の混んでいる時間や自分が仕事をしている時間に受診したくなければ,多少遠くとも救急外来をやっている時間に出かけていって受診することは,とても容易なことです.しかも,自治体によって多少の差はあるものの,ほとんど「ただ」のようなお金を払って(あるいは払わずに)医療機関を受診できるのです.


さてその親,私が痛み止めを追加して帰したのでしたが,「はい,じゃぁゆっくり休んでくださいね~」といったところ,「はい,わかりました」といって,診察室を出て行きました.「深夜なのにすみません」とか「ありがとうございました」などという言葉は一切ありません.いったい,なんなのでしょうか.


おいそこらにいるバカ親よ,お前らの子供なんていらんゎ.お前らがDNA残すということは,将来お前らみたいなのと同じ,くだらんバカ日本人ばかりが出てくるということになるんだよ.お前らの子供なんて,「馬鹿は風邪ひかない」方式で,大した病気しないんだから,おとなしく家で寝てりゃいいんだよ.


本当にやるせない世の中です.


良識のある親を持った子どもたち...親は大抵「こんな時間に病院に受診したら迷惑でしょう」「夜中に家を出たら近所の人に何と思われるのか」ということを,多少なりしも考えるようです.そして,そのような子の中には,結局手遅れになって助からない子供もいる.そういう子供ならなんとしてでも助けたいと思うのですが.


今の世の中を見ていると,馬鹿な奴らばかりが得をして,まじめないい人たちが損をするような気がしてならないのです.もっといい世の中にならないかな.

ここのところ,医者をやっていて腹が立つことやらあきれることやらがつのりつのっておりましたが,そのストレスを晴らすことができず,悩んでおりました.


何分,評判が第一の商売ですし,立場上,好き勝手なことは言えません.ですので,ブログといういい道具を利用させていただき,日ごろのうっぷんを晴らしていきたいと思っております.


気が向いたら見てみてくださいね.