帰国子女とは

 

あなたは外国人だから・・・

 

 

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中・高校の7年間暮らした場所は、外国人はもちろんのこと、マイノリティが少ない所でした。母校の人口比率は多分、約95%が白人と言う感じでした。しかし、お蔭様で、「ジャパニーズが・・・」とか「アジア人が・・・」という、誰でも分かるような人種差別は殆ど受けず、楽しい生活を送っていました。

 

しかし、12年生の最後、友達と数学のAPテストの勉強をしていた時、未だに忘れられない、そしてトラウマになっている事件が起きました。

 

APという大きなテストだったので、クラスメイトの家で、クラスの半分以上が集まったかな?!ま~とにかく大勢で勉強していました。ある息抜きをしている時間、D君(白人、男)、P君(台湾系アメリカ人、男)と私、3人で話していました。話題はなんと恋バナ口笛。D君は、台湾系アメリカ人の女の子・Jちゃんが好きだと教えてくれました。その他、色々と話しました。なにせティーネージャーですから!爆  笑 正直、内容は覚えていません。でも、D君が言い払った一言だけは未だにはっきり覚えています。

 

 

 

 

〇〇に彼氏がいない/出来ないのは、貴女が外国人だからよ!

〇〇 = 私の名前

 

 

 

 

 

私、ショックでフリーズしてしまいました。しかし、台湾系アメリカ人のP君はすかさず、「おまえ、それどういう意味だよ?! 」と反論しました。P君はアメリカ人ですが、アジア系なので、多分、自分のことを言われた気分になったのでしょう。一方のD君はご丁寧にアメリカ人(アメリカ系〇〇人)と外国人の違いを説明してくれました。ニヤリ

 

別に恋愛感情があった相手ではなかったので、そういう意味のさみしさとか悔しさは全くありませんでした。

 

私の第一感情は「やっぱり」でした。なんか今まで思っていたことを他人にズバリ言われたので、凄く胸にささりました。1ミリでも「やっぱり」という感情があったせいでしょう。その場でD君に反論したり、責めることは出来ませんでした。

 

でも、D君が言ったことは間違いなく人種差別です!

 

もし、例えば、性格のことで何か言われたのなら、その場では傷ついても、それを教訓に直したり、アップデートしたりすることが出来ます。「あの時に言ってくれたから・・・」と感謝する場合もあるでしょう。しかし、人種や国籍は生まれ持ったもの!選ぶことも変えることも出来ないのです!(国籍は変更可能ですが・・・。)私は自分の存在、全てを否定された気分になりました。

 

個人的には最悪な時間でしたが、この日の一番の目標は勉強!!!気持ちを切り替えて、勉強に励みました。

 

その後どうなったか?!別に何もなかったかのように卒業式を迎え、無事に卒業!キラキラ 私は東海岸から西海岸の大学へ、D君は隣の州の大学に進学。高校卒業後、連絡を取り合うことはありませんでした。

 

しかし、私はこの出来事を引きずることになります。色々な意味で未来の恋愛に影響を与えました。

 

 

そして・・・

 

 

ある日、FacebookでD君から友達申請のリクエストが来ました。この時程「インターネット野郎め!」と思ったことはないですね!爆  笑 私はもちろんスルー。その後も何回か来ました。もちろん、全てスルー。でも、D君は私が他の同級生の友達リクエストを承認していること分かっているので、最後のリクエストを送ってきた時、「なんで承認してくれないの?」と怒りのメッセージが添えられていました。これには私も黙っていられず、全てを話し、彼をブロックしました。

 

彼の話しを聞く前にブロックしたので、彼が何を思ったかは分かりません。私の憶測では、自分がそんなこと言ったなんて覚えていないでしょう。そして、高校ではアジア系のP君とベストフレンドで 、好きな女の子がアジア系だった訳ですから、まさか自分が人種差別主義者呼ばれするとは思ってもいなかったことでしょう。

 

その場でなく、10年後とかに怒りを爆発爆弾させるのはどうかと言う意見があるかと思います。そして、大人気ないと言う意見もあるでしょう。しかし、後からどんどん、大きくなる傷ってあるんです。心の傷の場合、他の出来事で、その傷の深さに初めて気づかされることもあるのです。そして、一生治らない傷もあるのです。

 

私はまだ傷をおおっていますが、D君に自分の気持ちが伝えられたので、前に進むことが出来ています。

 

 

 

過去の記事:

 

 
 

 

 

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帰国子女シリーズを書くきっかけになった記事:

 

 

 

 

 

簡単な自己紹介?
上記にリンクを張りました東洋経済オンラインの記事でインタビューに答えている方同様、私も父親の仕事で母国・日本を飛び出した人間。いわゆる”帰国子女”です。しかし、私の場合、一度も日本に本帰国しないまま、今に至っているので本当の意味の"帰国子女"ではありません。しかし、この記事でインタビューされた方と似たり寄ったりの経験はしています。今後、ありのままの経験を綴ってまいります。宜しくお願い致します。