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DrAmbitiousのブログ

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2014年の国産ヒップホップシーン前半期を振り返りながら筆を進めよう。
まず第一の傾向は、これはヒップホップに限った事ではないがEDMの隆盛により
BPM120以上の早いテンポのダンスミュージックが主流になりBPM80~100くらいの
比較的遅めのテンポのダンスミュージック
が若年層に伝わりにくくなった。
今や「ヒップホップ」と銘打ったパーティーでもDJ達がメインタイムにEDMをかけるのは珍しくは無くなった。

数年前のようにレゲエ ヒップホップ ロック テクノ ハウス トランスなどの
ジャンルごとに棲み分けがあった時代は終焉しEDMの猛威は全てのジャンルを覆い尽くした感がある。

欧州由来のシンセやリズムマシンの畳み掛けるような
デジタルビートの速い曲は大抵の大箱で
フロアを席捲した。
頑なにロービートのヒップホップの選曲に
拘るDJやパーティーは集客などになかなか厳しい現状があるのは否めないだろう。
CLUB自体も女性客フリーやフリードリンクなどのいわゆる「チャラ箱」「ナンパ箱」が増え TOP40の覚えやすいサビの部分をクイックに繋ぐDJスタイルも目立ってきた。

一方風営法による当局の取り締まりは
相変わらず熾烈を極め、ガサ入れや営業停止も相次いだ。
その現状への対応策として週末や祝日の早い時間帯に開催される「デイイベ」が
激増し、すっかり定着した感すら見られる。

それと高校生ラップ選手権の影響により
十代のラッパー志望の若者が増えたことによる相乗効果か若いMCバトルファンの
お客さんが増えた。

それに伴いベテランや中堅のバトルMCや
フリースタイラー達も脚光を浴びる機会が
多くなりUMBや戦極 罵倒のみならず
私の主催する大炎上や
その他の地方の大会やサイファー時に行われる草バトルの動画までファンやマニアによるチェックを
受けるようになったのは
暗い材料が多い昨今のシーンにおいて
明るい要素のひとつだろう。

そんな感じでサラっどシーン前半期を振り返ってみた。後半期はどういった動きがあるのか不安な反面楽しみでもある。