3日前、本ブログに下記記事を掲載した。↓

 

 

今まで、抑え込みに成功してきたコロナ優等台湾で感染が急拡大した経緯と、そのきっかけが明らかになった。↓

 

 

<抜粋>

"世界中で新型コロナウイルスの流行が拡大して1年あまり、5月中旬まで台湾は新型コロナウイルス流行前と変わらない日常が続いていたにもかかわらず、台湾ではここにきて感染者が急増している。

・・・・・

 石医師は、今回の感染拡大の発端とも言われる航空会社の職員の感染、職員らが隔離されていたホテルで感染対策が徹底されておらず一般客が来訪できる状態であったこと、そして台湾北東部・宜蘭のゲームセンターでのクラスターなどを例に挙げ「確実にリスクが積み重ねられている」と指摘する。

・・・・・

 5月10日、ある80代の男性患者が亜東医院に診察にやってきた。仮に彼をAとする。Aは長年の喫煙から喘息の持病があり、彼が病院にかかるのはごく自然なことだった。台湾の医療機関では診察の前に、患者は「TOCC」の告知をしなければならない。
 TOCCとは、病院側が新型コロナウイルス感染者をいち早く発見するために確認すべき項目だ。Tは「渡航歴(Travel history)」、Oは「職業(Occupation)」、1つ目のCは「接触歴(Contact history)」、2つ目のCは「人混みに行ったかどうか(Cluster)」を指す。その咳症状がある患者Aからは2つのCについての告知はなかった。

・・・・・

そこで亜東医院では念の為に「万華区から来院した患者」の調査を始めたところ、例の咳症状で来院したAが万華区在住、さらに家族の話からAはクラスターが発生した茶芸館(接待を伴う飲食店)に行っていたことがわかったのだ。
 亜東医院はすぐさま患者のPCR検査を行った。「14日朝にAの感染が確認された。2日目に別の2名の感染を確認、3日目、4日目と感染者は増えていった」。

・・・・・

そして呼吸器系の持病があり体が弱っていたA自身は17日午後に死亡した。

・・・・・

 突然の出来事であったが、亜東医院の対応は冷静で何とか感染を食い止めていたが、18日に行った2回目のPCR検査で看護師2名に新たに陽性反応が出たのには衝撃が走った。

・・・・・

 院内感染が起きたのは亜東医院だけではない。他の病院でも院内感染が確認され、市中感染に至っては燎原の火のような広がりを見せている。「長い感染症との戦いの中、市民には疲れも出ている。私達が気を緩めた時に、新型コロナウイルスは進化して入り込んできた」。

・・・・・

 かつては、外国からの渡航者に対する徹底した14日間の隔離措置と追跡調査のおかげで、台湾は大規模なPCR検査を実施しなくても、世界中で新型コロナウイルスが蔓延するなか「例外」的な天国であることができた。しかし、今回は航空会社のパイロットに入境後の隔離期間を3日間に短縮する 「例外措置」をとったことが、ほころびとなり、ウイルスを台湾に入れてしまうことになった。"

<抜粋終わり>

 

きっかけはどうやら「パイロットの入境後の隔離期間短縮」だったようだ。

長きに渡って感染者を1桁、それも概ね5人以下に抑えながら、厳しい感染対策を持続するのは至難の業だ。

接待を伴う飲食もゲームセンターも休業要請する理由が見つからない。

そんな状況下での検疫体制の緩和は大失敗だった。

 

上のリンク

"中国の妨害阻止! 日本が台湾にワクチン支援、さらに深まる「日台の絆」"

に記したように、台湾ではワクチンの入手が遅れており、日本が支援を検討している。

それはすごくいい話なのだが、単純に日本の契約分を横流しするわけにはいかないらしい。↓

 

 

<抜粋>

"政府はアストラゼネカと海外に譲渡できない契約を結んでおり、同社の了解を得る必要がある。"

<抜粋終わり>

 

「感染急拡大」といっても累計では感染者の極めて少ない台湾、「感染者の多い国/地域への供給優先」が基本方針の欧米製薬会社が、果たしてこれに応じるのだろうか?