水石 No,48
(故・本多忠三)
銘:【九十九台・つくもだい】
産地:瀬田川・高さ 34cm
この【九十九台】という銘は、忠さんが京都の愛石会・九十九会創始者である故・長村資佳三氏のお宅に遊びに行った時に一目見て気に入り懇願して譲って頂いた石で、その後奥様にお許しを頂いて≪九十九≫という文字を使い【九十九台】としたそうです。
~忠さんから聞いた話です~
「この石は東京で行われた国風盆栽展に出品した石で気に入っているから手放したくないんだけど・・・」
って長村氏が言っていたとか
「長村さんと仲良しさんになれたから、どのような石が存在感を持つ石であるか等勉強になったし多くの体験を持つことが出来たんだよ。建仁寺での水石展では何回も奥座敷を飾らせて頂いたしね~」
なんて感慨深げに話していましたが一体どうやって口説いたんでしょうかね
こちらで色々な写真が見れます。
こちらは忠さんの講釈付きの写真集~
上の写真集はPDF電子書籍版もあって、こちらでダウンロードできます。
http://osasoi.tyuuzou-honda.com/Resources/suiseki_201208.pdf
YouTubeでも見れます。
掘り込みが終わり胴回りを粗削りした
この後、脚の位置や向きを決めて削り込んでいきます