水石 No,132
(故・本多忠三)
銘:【焼け山・やけやま】
産地:員弁川・左右 13cm
こちら岐阜県・西濃地方では、この石のように鉄サビを思わせるような茶色やサビそのものが浮き出ている石を≪良くない石≫として敬遠する傾向が強いんだけど、私は気にならないんですよね~。
秋の色付いた山の景色を連想させてくれる石なんかにも出会ったりして、逆に『良い味出してるんじゃない?』とか思うときもあります。
こちらで色々な写真が見れます。
こちらは忠さんの講釈付きの写真集~
上の写真集はPDF電子書籍版もあって、こちらでダウンロードできます。
http://osasoi.tyuuzou-honda.com/Resources/suiseki_201208.pdf
YouTubeでも見れます。
石と台とにらめっこして、最終3段にして高さを合わせる事にした。
石の縁周り、段の幅、胴回り、脚を削り込んだ。
後は磨きながら薄くして全体の形を整えていきます。
作業中に妻が来て、
「買い物に行くけど何か買ってくるものある~」
私、
「いや、何もない。気が散る、仕事の邪魔すんじゃね~わっ。」
妻、
「何ょ、人が気ぃ利かして聞きに来たのにっ。バァ~カ
」
なーんて話してたら妻が、
「あ、亀🐢がおる。」
って。
私、
「亀🐢
何処に
」
妻が指さしてる所を見ると、今製作中のさざれ石が置いてあるだけ。
そしたら妻が、
「こっちから見てみ。亀🐢」
それがコチラ
先ずは、私から見たさざれ石。
こんな感じで、作業の邪魔にならないように置いてあった。
そして、この石を妻の方向から見ると
確かに、亀🐢に見える。
亀🐢も縁起物。せっかくなので台座を付ける事にしました。
にしても、妻よよく見つけてくれた。
感謝っっ