水石 No,130
(故・本多忠三)
銘:【高島山・たかしまやま】
産地:瀬田川・左右 13cm
こちらで色々な写真が見れます。
こちらは忠さんの講釈付きの写真集~
上の写真集はPDF電子書籍版もあって、こちらでダウンロードできます。
http://osasoi.tyuuzou-honda.com/Resources/suiseki_201208.pdf
YouTubeでも見れます。
次の台作りの石です。
石は2個あって、1つはコレ。
(サイズ/幅14・高さ20・厚み10cm)
そして2つ目はコレ。
(サイズ/幅13・高さ11・厚み7cm)
この2つのさざれ石を並べてこんな感じで台を付けます。
『何じゃこれ』
って言われると思うので、ちょいと説明。
え~、【高砂人形】の翁と媼(尉と姥)を想像してくださいませ。
【高砂人形】と言えば、熊手を持つ翁と箒を持つ媼が並んでこちらを向いているんだけど、この石達の場合は、
≪左の少し屈み腰の爺様と右の腰の曲がった婆様が向き合って仲良くお話ししている様子≫
という見方です。
君が代に歌われている【さざれ石】を使って、仲良くお話をしている【高砂人形】に見立てて縁起物に仕立てちゃいましょうっていう欲張りな魂胆です。
さて、上手く出来るのでしょうか~~
左の石の前側、20mmくらいの彫り込みになります。
後ろ側、35mmは彫り込まないといけないようです。
もしかしたら、40mmくらいになっちゃうかも・・・。
右の石、彫り込みは後ろ側で20mmくらいかな。
この右の石、婆様のほうだけど、小さな赤石が沢山くっついてる。
さざれ石に赤い石がくっついているのって結構珍しいんですよ。
左の爺様の石にも赤じゃないけど、あずき色っぽい石が真ん中位に入ってます。