水石 No,123
本多忠三
銘:【飛台・とびだい】
産地:揖斐川・左右 21cm
忠さんの頭の中に【プールの飛び込み台】が浮かんできて、その連想から離れられなくなって【飛台】となったそうです。
この揖斐石は揖斐川支流の白倉谷の石だと思われます。
一見、青石のように見えますが水で濡らすと青黒に近い石肌となります。
こちらで色々な写真が見れます。
こちらは忠さんの講釈付きの写真集~
上の写真集はPDF電子書籍版もあって、こちらでダウンロードできます。
http://osasoi.tyuuzou-honda.com/Resources/suiseki_201208.pdf
YouTubeでも見れます。
今回の依頼は土岐石。
右に寝てしまっているので右側を持ち上げて、見た目良くします。
後ろにも傾いているので、少し持ち上げます。
右側を15mm程上げます。
後ろは5mm程上げる感じで作っていけば大丈夫だと思うんだけど・・・。
後ろから見るとこんな感じ。
右を17mm、そこから後ろ側を5mm近く上げるので、だいたい20mm程度持ち上げる事になります。
20mm上げるという事は、20mm掘り下げるって事になります。
って、当たり前の事か。
この石は、下の底に当たるほうに向かって細くなっているのと右がとんがり気味になっているので、縁回りの耳に段を付けて台全体の幅を少し広くしたほうが台が尻すぼみに見えなくていいかもしれません。
頭から尻尾まで餡が詰まっていて美味しいんです。
どこかで見かけたら一度味見をしてみてくださいませ~。