●運動そのものの効果

厚生労働省によると、運動を良く行っている人は、そうでない人に比べて、

 

 

総死亡率が低く、肥満・高血圧・糖尿病などのリスクが低いことが報告されています。

 

 

さらに、骨粗しょう症や虚血性心疾患、結腸癌などにも罹患しにくく、

 

 

メンタルヘルスや生活の質の改善にも効果をもたらすことが認められています。




日本高血圧学会が作成する「高血圧治療ガイドライン」には、



『有酸素運動の降圧効果は確立されている。

 

身体活動の増加は血圧低下のみならず、

 

体重、体脂肪、ウエスト周囲長の減少、インスリン感受性や血清脂質の改善が指摘されている。

 

さらに、身体活動の低下は心血管病のリスクを上昇させる』

 

 

とありますし、

 

 

 日本動脈硬化学会発行の「脂質異常症治療のエッセンス」では『運動療法の効果』として、


『動脈硬化性疾患やメタボリックシンドロームの予防・治療効果がある』


『HDL-C(善玉コレステロール)を増やし、TG(中性脂肪)を減らす』


『インスリン感受性を高める』


と書かれています。

 

 

 

 

●運動療法について

上記した運動療法に以外にも、

 

日本糖尿病対策推進会議が発行する「糖尿病治療のエッセンス」にも、


『ブドウ糖、脂肪酸の利用を促進し、インスリン感受性を改善する効果がある』


と記載されています。

 

 

他の一般的な研究では


運動する刺激による筋萎縮や骨粗鬆症などの予防や

 

ストレス解消によるストレス性疾患の改善にも効果が期待され、

 

  • 中性脂肪や体脂肪の減少(肥満症・高脂血症)

  • 血圧の降下(高血圧)

  • 血糖の低下

  • 糖質代謝の改善(糖尿病)など

 

このように、生活習慣病に起因する多くの病気に対して、運動は有効であることが示されているのです。





また、年齢とともに衰えていく身体機能を維持するのにも、運動は有効です。

成人の骨格筋量は20歳から50歳までに5~10%減少すると言われており、

 

さらに50歳~80歳までに30~40%の筋量が減少すると言われています。

通常、筋量が減少すると、健康な人であっても、

 

歩く・立つなどの日常動作に支障を生じる「サルコペニア」と呼ばれる筋力低下状態になり、

 

介護が必要になることもあります。

 

 

 

したがって、そもそもそれを予防するためにも、運動は重要です。

 

 

 

 

ーーーーー未来のためにDPT 〜ながら運動と予防医学との関係〜 ③に続く

 

撮影協力モデル:京都大学 


環境マネジメント専攻 社会基盤親和技術論分野 修士課程 城ノ口 卓 氏