20代の女性の方。

妊娠中から腰痛があり出産後に、より酷く痛むようになったとの事です。
今回は、まだ産後数日で外出するのが難しいとの事で出張にてお伺い致しました。
拝見しますと、左の股関節が内転変位し、また腰骨の腰椎の4番が左方変位しており
押痛があります。
この腰椎の4番に歪みある方には難産のケースが多いのですが伺いますと、この方も
かなりの難産だったそうです。

 

これらの歪みは、お尻の左側の大殿筋と左足の太腿にある薄筋と長内転筋の硬結(※
①)が主な原因です。


この場合、先ずは妊娠出産で不安定になっている骨盤を両脚の脹脛にある反射点を
使って矯正します。
次に左内腿の薄筋と長内転筋を弛緩させてから左股関節を矯正します。
(これらの太腿の筋肉を弛緩させてから矯正を行いますと、産後の身体への負担が
最小限で済みます。)
最後に大殿筋をお尻の仙骨の反射点で弛緩させた後、肩の僧帽筋と左腕の上腕三頭筋、
そして、お尻の仙骨の反射点を使って腰椎の4番を矯正する事で腰痛を消失させます。

 

※産後直ぐは骨盤が不安定ですので、出来ましたら産後三ヶ月間までお待ち下さい。
 今回は日常生活に支障がある程の腰痛との事でしたので施術を致しました。

※当院の整体術は、無理な力技(チカラわざ)を使わない「無痛施術法」ですので、
 どなたでも安心して受けて頂けます。
※①硬結=筋肉が硬く固まった状態。
※あくまで一例ですので、結果には個人差があります。
※ご本人様のお許しを得て、書かせて頂いております。