30代の女性の方。
普段から汗かきだが、背中の肩引きが凝りだすと冬でも汗が止まらないとの事です。
拝見しますと、右の肩引きに硬結(※①)と押痛があります。
これは、背骨の胸椎6番と7番が右方変位している所為で、この6番が歪みますと
汗が出やすくなり、また7番の歪みは寒気を感じやすくなります。
また、左の股関節は内転に変位しており、骨盤の左の腸骨は上方変位しています。
この方の場合、左股関節の歪みが骨盤をも歪め、これらの歪みが胸椎にまで影響した
結果、肩引きの凝りとして現れています。

 

この場合、先ずは腹筋を弛緩させ骨盤を矯正してから左の股関節を矯正します。
この処置から入りますと、後の矯正が無痛で行えますので身体への負担が最小限で
済みます。
次に胸椎6番と7番を矯正しますが、この胸椎の歪みに影響している筋肉は前鋸筋と
大胸筋、そして肩の三角筋の硬結です。
これらの筋肉の硬結を弛緩させ胸椎を矯正しますが、特に前鋸筋には押痛もあります
ので念入りに弛緩させ、胸椎の歪みを矯正すると共に肩引きの張りと痛みを消失させ
ます。

 

※当院の整体術は、無理な力技(チカラわざ)を使わない「無痛施術法」ですので、
  どなたでも安心して受けて頂けます。
※①硬結=筋肉が硬く固まった状態。
※あくまで一例ですので、結果には個人差があります。
※ご本人様のお許しを得て、書かせて頂いております。