40代の男性の方。
慢性的な腰痛が辛く、酷くなると頭痛までがしてくるとの事です。
頭痛がするとの事でしたので、先ずは頚椎(首の骨)を見ますと、特にこれといった
歪みは見られません。
しかし、骨盤の右腸骨が上方変位しており、また右の股関節は外転変位しています。
この所為で、腰骨の腰椎の4番と5番が右方変位しており、これが腰痛を引き起こ
しています。

 

通常は頭痛ならば頚椎の歪みを疑いますが、この腰椎4番は腰痛だけでなく頭痛にも
関連しています。
極めて稀なことですが、この腰椎4番の歪みの所為で、慢性的な腰痛と頭痛を併発し、
お悩みの方がおられます。
この方の腰椎の歪みは、お尻の大殿筋と右足の太ももの大腿二頭筋の硬結(※①)と、
右の股関節の歪みが大元の原因です。

 

この場合、先ずは腹筋を弛緩させて骨盤の右腸骨を正しい位置に矯正した後、右の
股関節を矯正します。
次に、肩甲骨の反射点を使って大殿筋の硬結を弛緩させてから、大腿二頭筋の硬結を
弛緩させ、今度はこの大腿二頭筋を反射点として使って腰椎の歪みと痛みを消失させ
終了です。

 

※当院の整体術は、無理な力技(チカラわざ)を使わない「無痛施術法」ですので、
  どなたでも安心して受けて頂けます。
※①硬結=筋肉が硬く固まった状態。
※あくまで一例ですので、結果には個人差があります。
※ご本人様のお許しを得て、書かせて頂いております。