30代の女性の方。
スマホの使用や仕事でのパソコン作業で、うつむく姿勢が多い所為か首の前側、
つまり喉が張って息が苦しいとの事です。
拝見しますと、頚椎(首の骨)が前方変位しており、喉だけでなく腹筋にも硬結
(※①)と複数の押痛点があり、これが原因で骨盤が傾いています。
この骨盤の歪みの所為で下腹がポッコリとしており、更に右股関節は内転変位が
みられます。

この場合、先ずは足のふくらはぎにある腓腹筋の反射点を使って腹筋を弛緩させ
骨盤を矯正した後に、右股関節を矯正します。
すると下腹のポッコリがスッキリとしますので、骨盤と右股関節が正しい位置に
矯正された事が分かります。(脂肪が取れる訳ではありません。)
次に、手腕の背側骨間筋と腕橈骨筋、そして上腕二頭筋にある反射点を使って、
喉の硬結を弛緩させ、息苦しさを解消させます。

 

また、喉は大変にデリケートな箇所ですので、時間を掛けた丁寧な施術が求められ
ます。
そして、首の前側、つまり喉を弛緩させた後は、必ず首の後ろ側の筋肉も弛緩させる
必要があります。
これは喉の筋肉の硬結の所為で首が前方変位している為、必ずと言って良いほど首の
後ろ側の筋肉も硬結しているからです。
このような処置の場合は、通常の施術方法と異なりますが、手掌にある小指外転筋の
反射点をメインに使う事で、首の後ろ側の筋肉の硬結はスムーズに弛緩しますので、
身体への負担が最小限に抑えられます。

 

※当院の整体術は、無理な力技(チカラわざ)を使わない「無痛施術法」ですので、
どなたでも安心して受けて頂けます。
※①硬結=筋肉が硬く固まった状態。
※あくまで一例ですので、結果には個人差があります。
※ご本人様のお許しを得て、書かせて頂いております。