40代の男性の方。
ストレスの所為か、背中が凝ると腹具合がおかしくなるとの事です。
拝見しますと、背中だけでなく肩も凝っており、特に背骨の胸椎10番と11番は
右方変位し押痛があります。
検査で肩の僧帽筋を押圧しながら胸椎10番と11番を押圧しますと押痛は消えます
ので、この胸椎の歪みと痛みは肩の僧帽筋の硬結(※①)が原因であることが分かり
ます。
また、腹具合もおかしいとのことですので骨盤を拝見しますと、左の腸骨が上方変位
しており、この箇所を押圧すると痛みはありませんが不快感があります。
このような骨盤の歪み方と胸椎10番と11番の歪みは小腸にも関連していますので
背中のコリと腹具合の不調は、これが影響しているものと思われます。


この場合、先ずは腹筋を弛緩させてから骨盤の歪みを矯正します。
特に左腸骨の歪みを矯正中に複数回お腹が鳴りましたので、この骨盤の歪みが消化器
への影響が、いかに大きいのかが分かります。
また次に肩の僧帽筋を弛緩させ肩こりを消失させた後、今度はこの僧帽筋の反射点を
使って胸椎10番と11番の歪みを矯正し、背中のコリを消失させた直後にもお腹が
鳴りましたので、これで小腸の不具合も緩和された事が分かります。


※骨盤矯正の施術中や施術後に、お腹が鳴ったり便意や尿意が出る場合があります。
 恥ずかしい事ではありませんので、トイレ休憩等は御遠慮なくお申し出ください。
※当院の整体術は、無理な力技(チカラわざ)を使わない「無痛施術法」ですので、
 どなたでも安心して受けて頂けます。
※①硬結=筋肉が硬く固まった状態。
※あくまで一例ですので、結果には個人差があります。
※ご本人様のお許しを得て、書かせて頂いております。