50代のOLの方
腹筋の右側の半分が酷く硬直し、消化不良と胃の不快感があるとの

事で、但し、お通じは良いとの事でした。
拝見しますと、確かに腹筋の右側だけが、まるで力を入れたように硬く

強張っています。
押しますと「痛みは無いが、気持ちが悪い。」とこと。
また、骨盤の右の腸骨が上方変位し、また恥骨が前方へと変位して

います。
次に背骨を拝見しますと、胸椎の5番~7番までが右方に捻じれた様に歪んでいます。
この胸椎の5番は右肩の三角筋の硬結(※①)が深く係わっており、

また、胸椎の6番と7番は、左側の大胸筋の硬結の影響です。
先ずは、この三角筋と大胸筋の硬結の原因となっている箇所を

矯正することで弛緩させますと、力を使わなくとも、無理なく自然に

背骨を矯正することが出来ます。
この背骨の矯正をしますと、腹筋は自然に7割がたが弛緩しました。
次に、残り3割の腹筋の硬結ですが、ここは脹脛(ふくらはぎ)の

腓腹筋の硬結が原因となっていましたので、ここを弛緩させますと

腹筋も完全に弛緩し、同時に骨盤の歪みも正常な位置に戻りました。
この腓腹筋と腹筋の硬結が骨盤を引っ張る形で、骨盤の歪みを

引き起こしていたのです。

※①硬結=筋肉が硬く固まった状態。
※あくまで一例ですので、結果には個人差があります。
※ご本人様の承諾を得て、書かせて頂いております。