最近は、天気や気候が不安定で体調が優れない方も多いと思い
ます。
特に冷えでお悩みの方にお奨めするのが「足湯と脚湯」です。
また、風邪を引かれた際にも有効ですので、お試し下さい。
足湯と脚湯の違いは下記の通りです。

「足湯」:咳や喉の痛み等の呼吸器、または尿が出にくい等の泌尿器に不具合を感じる方や
右タイプ の方に有効。
「脚湯」:胃腸など消化器に不具合を感じる方や左タイプ の方に有効。

では次に、具体的な方法を御紹介します。
「足 湯」
①踝(くるぶし)の上まで、普段の入浴温度より2~3度ほど高いお湯を
入れ6分間浸かる。
※少し大きめの洗面器で出来ます。転ばないよう椅子に座って行って
下さい。
②血行が良くなって両足がホンノリと赤くなっていたら終了です。
※もし、片足は赤くなっているが、もう片方の足が白いままだったら、
 更にもう2分間だけ、白いままの足だけをお湯に浸ける。
 (お湯の温度が下がっていたら継ぎ足して調整して下さい。)
③乾いたタオルで足を拭き、白湯or水を飲んで、すぐに就寝する。

「脚 湯」
①膝(ひざ)の上まで、普段の入浴温度より2~3度ほど高いお湯を入れ6分間浸かる。
※少し大きめのバケツで出来ます。転ばないよう椅子に座って行って下さい。
 また、ホームセンターや通販で、足湯用の容器(バケツ)が千円前後で売っているのを見かけます。
 これを機会に購入されても良いでしょう。
②血行が良くなって両脚がホンノリと赤くなっていたら終了です。
※もし、片脚は赤くなっているが、もう片方の脚が白いままだったら、
 更にもう2分間だけ、白いままの脚だけをお湯に浸ける。
 (お湯の温度が下がっていたら継ぎ足して調整して下さい。)
③乾いたタオルで足を拭き、白湯or水を飲んで、すぐに就寝する。

両者の違いは、踝までお湯に浸けるか、膝まで浸けるかの違いだけ
です。
よく。「何度くらいのお湯が良いの?」と聞かれますが、大抵の方が
入浴の際、湯船のお湯を40度前後で入られているかと思われます
ので、42~43度が良いでしょう。
この辺は、各自の体感温度で調整して下さい。
決して、無理に熱いお湯を我慢するのは止めて下さい。
「いつもより、ちょっと熱めくらい。」が、良いでしょう。

また、足の左右で赤くなる時間の差が出るのは、身体の左右の
バランスが歪んでいるからです。
大きく歪んでいる方の足の血行が悪くなっているので、どうしても
二分間余分に時間が掛かるのです。
特に骨盤と股関節の歪みが大きい方、または足の甲の冷えが
酷い方に、この傾向がみられます。
また、泌尿器の弱い方、特に尿の出にくい方の場合、左下肢の
内股に硬結(筋肉のコリやハリ)が診られます。
このような方は、御相談下さい。

風邪の引き初め(風邪気味)には、胸椎の3番の骨が後ろに歪みます。
そして、身体の歪みが進行し、左右のバランスがいつも以上に狂って
きて、ある程度以上になると発熱などの風邪の症状が出てきます。
しかし、熱が下がり、風邪が完治すると不思議と左右のバランスが
整っている現象が多くみられます。
これも人間が持つ、自然治癒力の力だと感じています。