私の教育塾で新たに始まったプロジェクト型学習「キャリアプロジェクト」は、将来のキャリアを見据えた学びを提供する取り組みです。生徒たちは、自分たちの興味や関心、過去の経験に基づいてテーマを設定し、プロジェクトを進めていきます。

今回のテスト施行では、ある学生が自分の原体験をもとに、中古品のフリーマーケットイベントを企画しています。このプロジェクトは、イベントの企画から運営まで、生徒自身がリーダーシップを発揮し、実際の社会問題に向き合いながら学ぶ機会を提供しています。

さらに、このプロジェクトの推進には、AIであるチャットGPTの活用が大きな役割を果たしています。例えば、効果的なイベント名のアイデア出しや、企画の準備段階でのサポートとしてAIを利用しています。しかし、AIを使いこなすには、適切な指示を出すスキルや、AIの力を引き出すための工夫が必要です。この記事では、授業の中で実際に説明している、AIを効果的に活用するために必要なスキルや注意点について紹介します。

 

1. AIを活用する際の指示出しと注意すべき点

AIを活用するための最初のステップは、「正しい指示を出すこと」です。AIに対して漠然とした質問や曖昧なリクエストをすると、的確な回答を得ることは難しくなります。今回のプロジェクトでも、最初は効果的なイベント名をAIに尋ねる際に、どう条件を設定すれば良いのか苦戦していました。AIは人間のように文脈を深く理解するわけではなく、提供された情報に基づいて回答するため、以下のポイントに注意することが重要です。

正確で明確な指示を出す

AIに指示を出す際には、以下のことを心がけると効果的です。

  • 具体的な情報を提供する:AIは曖昧な質問には曖昧な答えを返します。具体的な目標や条件を設定することで、より的確なアイデアやアドバイスが得られます。例えば「イベント名のアイデアを出してください」よりも、「環境に優しい中古品フリーマーケットイベントに適した名前を提案してください」といった形で、条件や目標を具体的にすることが重要です。
  • 複数の条件を組み合わせる:AIがアイデアを出す際には、複数の要素を組み合わせて指示を出すことで、より質の高い結果が得られます。「若者に向けた」「持続可能な社会を意識した」など、いくつかの条件を組み合わせてAIに指示することで、幅広い視点からの提案が期待できます。

予期しない回答にも対応する

AIは常に完璧な答えを出すわけではありません。予期しない回答が返ってくることもあります。こうした場合は、再度指示を見直し、条件を調整したり、質問の仕方を工夫することが大切です。また、AIが返した回答に対して批判的に考え、それが実際に使えるかどうかを評価する能力も必要です。AIはあくまでツールであり、最終的な判断は人間が行う必要があります。

 

2. AIを効果的に活用できる人材になるために必要なスキル

AIがますます進化し、さまざまな分野で活用されるようになった今、将来に向けてAIを効果的に活用できる人材を育てることは非常に重要です。今回のプロジェクトでも、AIをどのように使いこなすかという課題に直面し、生徒たちはAI活用スキルを磨いています。では、具体的にどのようなスキルや知識が求められるのでしょうか?

1. 問題解決力と判断力

AIは指示に従って情報を提供しますが、その情報をどのように活用するかは人間の問題解決力や判断力にかかっています。例えば、AIが提案したイベント名を選ぶ際には、イベントのターゲット層やコンセプトに合っているかを評価し、最適な選択をする必要があります。このように、AIが提供する情報を的確に評価し、問題解決に活かす力とどの方法を選択するかの判断力は必須です。

2. データリテラシー

AIを使いこなすためには、基本的なデータリテラシーが必要です。データリテラシーとは、情報やデータを正確に理解し、分析し、活用する能力を指します。AIが提供する情報の質や信頼性を見極め、そのデータがどのように使われているかを理解することが重要です。また、AIが学習しているデータの特性や限界についても知識を持っていることが、適切な判断を下す助けとなります。

3. 批判的思考力

AIが提供する情報を鵜呑みにせず、常に批判的に考える力も大切です。AIが返した回答が正しいかどうか、あるいはどのようなバイアスが含まれているかを見抜く力が必要です。例えば、AIが提案したアイデアがターゲットに本当に合っているか、他の選択肢はないかといった視点を持つことが、より良い結果を導くための鍵となります。

4. 創造力と応用力

AIは大量のデータをもとに答えを導き出しますが、そのデータや答えをどのように活かすかは人間次第です。創造力と応用力を持ってAIが提供する情報を活用し、新しいアイデアや解決策を生み出す力が、これからの時代にますます求められるようになるでしょう。生徒たちがAIと一緒に働く未来を見据え、彼らの創造力を育むことが重要です。

 

 


今回のキャリアプロジェクトでは、AIを使ってイベントの企画を進めていますが、このような実践的な場面でAIを活用する経験は、将来のキャリアにもつながる貴重な学びです。AIは今後ますます日常生活や仕事に浸透していくと考えられています。したがって、AIを効果的に活用するスキルを身につけることは、生徒たちがこれからの社会で活躍するために欠かせない力となるでしょう。

私たちは、生徒たちがAIを使いこなせるだけでなく、AIを正しく活用し、創造的に問題を解決できる力を育てていくことを目指しています。この「キャリアプロジェクト」を通じて、子どもたちはAIとともに新しい未来を切り開く力を学んでいくのです。


 

 

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近年、「論理的思考力」の重要性がよく語られるようになっていますが、その具体的な意味や内容が曖昧なまま理解されていることが多いように思います。論理的思考は、単に勉強のためだけではなく、将来の仕事や生活においても大きな武器になります。しかし、論理的思考力に対する理解度が今のままでは、子ども達に納得する説明もできないし、論理的思考力を伸ばす効果的な戦略も提案できないので、まずは「そもそも論理的思考とは何か?」を改めて言語化することにしました。

 

論理的思考とは何か?

 

ネットで検索しても明確かつ納得感のある説明が出てきませんでした。そこで、論理的思考は1つのスキルではなく、いくつかの重要な要素に分解されるものだと考え、ChatGPTにも協力してもらいながら、論理的思考を4つのスキルと1つのスタンスに大きく要素分解しました。それぞれの意味と、各スキル・スタンスを向上させるために身につけるべき知識や能力について説明します。

 

 

1. 分析力

問題や情報を分解し、全体を構造的に把握する力。各要素間の因果関係を理解し、複雑な情報を整理するスキル。

  • 問題の分解:状況や問題を要素に分け、全体像を掴む。
  • 因果関係の特定:要素間の関係や原因・結果を論理的に明らかにする。
  • データの整理・評価:情報やデータを適切に整理し、信頼性と重要性を評価する。
 

2. 推論力

事実や前提をもとに筋道を立てて結論を導く力。論理的に一貫した結論を導くための根幹的な能力。

  • 演繹的推論:一般的な前提から個別の結論を導く力。
  • 帰納的推論:個別の事例から共通点を見出し、一般的な結論を導く力。
  • 仮説形成(アブダクション):不完全な情報をもとに最も妥当な仮説を立てる力。
  • 論理構造の整理:論理的に考えを整理し、筋道を立てる力(ピラミッド構造、MECEなど)。

 

3. 判断力

分析や推論に基づき、最も合理的で適切な結論を導く力。適切な選択をするための能力。

  • 批判的思考:情報の質や信頼性、論理の整合性をチェックし、矛盾やバイアスを見抜く力。
  • バイアスの排除:個人的な偏見や感情に左右されず、事実に基づいて判断する。
  • 最適な結論の選定:複数の選択肢を評価し、最適な結論を選ぶ。

 

4. 説明力

論理的に考えた内容や結論を、相手に明確かつ効果的に伝える力。わかりやすく、簡潔に論理を説明する能力。

  • 論理の構造的な伝達:論理的な筋道を整理して、相手に理解しやすく伝える。
  • 簡潔さと明瞭さ:複雑な概念や考えをわかりやすく簡潔に説明する。
  • 相手の理解を促す:相手の理解度に応じて、説明を調整する力。

 

5. 柔軟性

新しい情報や状況に応じて思考を修正できる力。柔軟に仮説や結論を見直す姿勢。

  • 新しい視点の受容:新たな情報や他者の意見を受け入れ、自分の思考を柔軟に修正する力。
  • 仮説や結論の再評価:新たな事実に基づき、既存の仮説や判断を見直し、適切に修正する力。

 

 

現時点では、「論理的思考力」を構造化し、指導者側が理解しやすいガイドラインとして整理しただけですが、ここから子ども達でも理解できるレベルまで落とし込みながら、それぞれの指標づくりやレベルアップに向けたトレーニング内容の構築等、本当に意味のある教育環境を整備していきたいと考えています。

 


 

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1. 生徒の可能性を引き出す具体的なアプローチ

私の塾では、生徒一人ひとりの可能性を引き出すために様々なアプローチを試みています。たとえば、ある生徒は最初「普通で良い」という言葉を繰り返し、特に高望みをしないタイプでした。ですが、以下のようなアプローチを通じて、少しずつ自分自身の可能性を信じ、目標を高めることができるようになりました。

 

①理想状態を設定し、そこに向かって成績を上げることで自信をつける
対話を通じて、その生徒がどこまで目指せるかという理想状態を一緒に考えました。同時に、実際に学校の成績を上げることで、「もっと上を目指せる」という実感を持たせ、自信をつけました。

②多様な人との交流機会を提供する
高校生や大学生、さらには社会人との交流を通じて、将来のキャリアに対する具体的なイメージを膨らませる機会提供を行っています。身近なモデルケースを増やすことで、視野・視座を広げました。

③プロジェクト型学習を通じて、自分のアイデアを形にする
自分の考えたことを具体的な形にして実現する経験をさせました。これにより、自分のアイデアや意志を行動に移す力を育てることができました。

④キャリアを考えるワークショップでプロセスを常に意識させる
定期的にキャリアに関するワークショップや面談を行い、今の行動は全て、将来に向けたプロセスであり、これからどうするのか?を常に考える癖をつけさせました。

 

これらのアプローチは、生徒が自らの可能性に気づき、自信を持って未来に向かって進むための土台となっています。

 

 

2. キャリア教育と学習指導の融合

私の塾では、キャリア教育と学習指導をあえて分けていません。なぜなら、学びは常に将来のキャリアと結びついているべきだからです。たとえば、学校で学んでいる数学や国語は、単なるテスト対策のためだけではなく、将来のキャリアで必要となるスキルの基礎となります。

例えば、販売や営業に興味がある生徒に対しては、次のような声掛けをしています。 「君が将来、仕事において武器にするのは”言葉”と"データ"だから、その扱い方には人一倍注意をしよう。例えば、数学で取り扱う数字の計算ミス。お客さんに提供する数字が間違えていると君の信頼はガタ落ちする。その緊張感を今から持って、正しい数字・データにこだわる意識を持とう。それから、教科問わずに、全ての問題について、”何が”問われているのか?という質問の本質を外さない解答をする訓練も大事。お客さんが商品を買う判断をする前に、判断するのはあなたへの信頼度。質問に対して、意図した方向と全然違う返答が返ってくる人からモノを買おうとは思わないよね。だから、問いの本質・筋を外さずに答える訓練は今から特にしておこうね。」

このように、日常の学習と将来のキャリアがどのように結びつくかを常に意識させ、学習に対する納得感と意欲を高めるような指導を行っています。

 

 

3. キャリア教育の具体的な意義

キャリア教育は、「将来に進むための情報提供」という役割を果たします。しかし、情報を一方的に与えるのではなく、子どもたちに自分で考え、選択する力を育てることが目標です。私の塾では、キャリア教育において「インプット(少なめ)+アウトプット(多め)」の、ミニ講義とワークショップ形式を採用しています。取り扱っているテーマの例は以下の通りです。

  • 学歴とキャリアの関係
  • 勉強と仕事のやり方
  • AIとキャリアの未来
  • 自己分析と学習習慣の形成
  • 生きる意味と目標設定(アチーブメントピラミッド)
  • プレゼンテーション能力の向上
  • 資産運用の基礎(収入、支出、税金、保険、投資)
  • プロジェクト型学習の実践方法(企画、進行、振り返り)

このように多様なテーマを取り扱うことで、生徒たちが自分自身で将来のキャリアについて考える力を養います。どのテーマに対しても一貫して問いかけているのは、「あなたはどう考えますか?」ということです。生徒たちが自らの人生をデザインし、主体的に生きるための一歩を踏み出すためのキャリア教育が重要だと考えています。

 

 

4. 最終的な目標と将来への見据え方

最終的に、私が目指す学び方は、将来のキャリアから逆算して今何を学ぶべきかを理解し、その学びを実践することです。すべての学習が未来と結びついているという意識を持たせることで、ただ単に勉強するのではなく、自己成長のために学ぶという姿勢を身につけてもらいたいと考えています。

私の塾では、キャリア教育やプロジェクト型学習を通じて、生徒たちが将来の目標を見据え、それに向かって自由に考え、行動できる力を育てています。将来、彼らが社会に出て活躍することを願い、学び続けることの大切さを伝えています。

 


 

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1. 現代の塾選びの課題と新たな視点

現代の日本における塾選びは、成績向上や受験対策が主な目的となっていることが多いです。しかし、これからの社会では、単に学力を高めるだけではなく、将来を見据えた学び方が重要なポイントとなります。なぜなら、急速に変化する社会の中で、どんな職業が将来存在するのか、どのようなスキルが必要になるのかが見えにくくなっているからです。

私が塾で指導している中で感じるのは、多くの子どもたちが自分自身の本当の可能性に気づかず、身近な人々や環境の影響を強く受けているということです。たとえば、彼らが未来について考える際に「今くらいの生活で十分」「普通に暮らせればよい」といった意識が根付いている場面をよく目にします。

 

2. 子どもたちの「同調意識」と塾での気づき

特に中学生や高校生の時期は、友人や家族の期待や価値観に強く影響を受ける時期です。これ自体が悪いわけではありませんが、その中で自分の可能性を狭めてしまうことも多くあります。「みんなと同じようにしていれば安心」と考えたり、「挑戦することはリスクが大きい」と感じてしまうケースが多いのです。

私自身、そんな場面に遭遇するたびに感じるのは、「もったいない」ということです。インターネットを通じて誰でも情報にアクセスでき、挑戦の機会が平等に広がっている今の時代に、一度きりの人生を最大限に生きる選択肢が目の前にあるのに、それを見逃してしまうのは惜しいことです。子どもたちには、自分自身と向き合い、本当に大切にしたいものに挑戦する人生を歩んでほしいと強く願っています。

 

3. 挑戦する力と自分自身と向き合う学び方

「将来を見据えた学び方」とは、単に知識を習得することではなく、自分の内面と向き合い、何が自分にとって重要かを理解し、そのために自由に考え、行動できる力を育てることです。社会や周囲の期待に流されるのではなく、自分自身で道を切り拓き、価値を見出していくことが求められます。

そのために、私の塾ではキャリア教育やプロジェクト型学習を取り入れています。これらは単なる「手段」に過ぎませんが、最終的な目的は「自分の人生を生き抜く力」を育てることにあります。これにより、子どもたちが自らの可能性を広げ、社会の中で自分らしく生きるための力を養ってほしいと考えています。

 

 

後編に続く...

(次回の記事では、具体的なアプローチ方法やキャリア教育・学習指導の融合について詳しく説明します。)


 

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現代の教育では、単に知識を詰め込むだけではなく、子どもたちが自ら考え、学ぶ力を育てることが求められています。主体的に学ぶ力は、将来のキャリアや人生全般にわたって大きな役割を果たすスキルであり、学習の質を高め、持続的な成長を促すために欠かせません。今回は、この「主体的に学ぶ力」を育てるために効果的な学習法をいくつかご紹介します。

 

1. 自己調整学習を取り入れる

自己調整学習とは、自分自身で学習の計画、実行、評価を行うプロセスを指します。学びを自己管理する力を養うために、以下のステップを意識することが重要です。

  • 目標設定: 学習の最初に、具体的で達成可能な目標を立てることから始めましょう。例えば「次のテストで90点を取る」や「1週間でこの単元を理解する」など、自分で決めた目標はやる気を引き出します。

  • 学習の計画: 目標を達成するために、どのように学習を進めるかを計画します。自分のペースで無理なく取り組めるように、1日の学習内容や時間を細かく具体的に設定することが重要です。

  • 進捗チェックと見直し: 計画通りに進んでいるかを定期的にチェックし、必要に応じて学習方法を調整します。うまく進まない場合は、方法を変えてみるなど柔軟に対応することがポイントです。

 

2. メタ認知を活用する

メタ認知とは、自分自身の思考や学習のプロセスを客観的に把握する力です。このスキルを育てることで、学習の効率を高め、主体的な学びへとつなげることができます。

  • 学習の振り返り: 勉強後に、自分がどこでつまずいたのか、何を学んだのかを振り返る時間を設けましょう。ノートやメモを使って、理解が足りなかった部分を可視化することで、客観的な情報整理ができます。

  • 自己評価: 自分の学習成果を評価し、何がうまくいったか、改善すべき点は何かを考えることで、次のステップに活かせるようになります。大切なのは、考えた結果と原因が直接的な因果関係になっているか?です。思い込みで誤った因果関係を繋いでしまうことはよくあることなので、注意が必要です。

 

3. 問題解決型学習 (PBL: Project-Based Learning)

問題解決型学習では、実際の問題やプロジェクトを通じて、主体的な学びを育てます。課題解決に向けて、自分で考え、行動する力を養うことが目的です。

  • リアルな課題に挑戦: 実際の生活や社会に関連する課題を設定し、その解決策を見つけるために学習を進めます。このような実践的な学習は、子どもたちにとって意欲を高める要因となり、主体性を引き出します。さらに理想を加えると、その学びの中から、日常の学習の重要性や取り入れられる工夫点発見できると、より高い学習効果に繋がります。

  • チームでの協働: グループワークを通じて、他者と意見を交換し、共に問題を解決する経験は、リーダーシップや協力する力を育むと同時に、主体的に学ぶ姿勢を強化します。

 

4. フィードバックを活かす

適切なフィードバックは、主体的な学びの成長に欠かせません。単に正しいか間違っているかだけではなく、どうすればさらに成長できるかを知ることが大切です。

  • プロセスに焦点を当てたフィードバック: 学習の成果だけでなく、プロセスに対するフィードバックを重視します。努力や考え方に対して評価を行うことで、学習プロセス全体を理解し、次にどう進むべきかを考える力を育てます。

  • 自己フィードバック: 自分自身で学習の進行や結果を評価する習慣も重要です。これにより、学びに対する自信と成長意欲が高まり、より積極的に学びに取り組む姿勢が形成されます。最初から自走することは難しいので、「やり方」をまずは身につけるためのサポートが必要です。

 

まとめ

主体的に学ぶ力を育てるためには、学習の過程全体を自分でコントロールし、計画・実行・評価を繰り返すことが大切です。自己調整学習や反転学習、メタ認知、問題解決型学習を通じて、自分の学びを深めていくことで、将来にわたって役立つ力を培うことができます。子どもたちが自信を持って学びに取り組む環境を整え、彼らの成長をサポートしていきましょう。


 

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キャリア教育は、将来の自分を見つけるための大切なプロセスです。しかし、どのようにしてキャリアについて学び、具体的にどのようなステップで進めていくのかを知ることは、保護者や子どもたちにとって重要な課題です。この記事では、小中学生向け教育塾D.projectの授業で実際に行っている「キャリア教育の4つのステップ」をご紹介し、どのように子どもたちが夢に向かって成長していくのかを解説します。

 


1. 自分を知る:自己理解のステップ

キャリア教育の第一歩は、「自分を知ること」です。このステップでは、子どもたちが自分自身の興味、強み・弱み、価値観、性格を理解するための活動を行います。以下のようなワークシート等を通じて、自己理解を深めます。

  • ワークショップ:「自己分析」
    子どもたちに「好きなこと・なりたい未来」と「嫌いなこと・なりたくない将来」を書き出してもらい、自分の特性や目指すキャリア像を少しずつ言葉にしていきます。この作業を通じて、自分が何に興味を持っているのか、どんな分野で力を発揮できるのか、自分の理想状態を考えていきます。

  • 性格診断や興味テスト
    ゲーム感覚で行える性格診断などを活用し、子どもたちが楽しみながら自己理解を深められるようサポートします。

 

2. 社会を知る:キャリア理解のステップ
次に進むのが「社会を知る」ステップです。この段階では、さまざまな職業や仕事の世界について学び、自分の興味がどの職業に結びつくのかを見つけていきます。授業の一環で行われる具体的な内容としては、以下のようなものがあります。

  • 社会に関する基本講義
    独自に開発した教科書「DTS(Deep Thinking Sheet)」を用いて、学校では習わないけど知っておくべき社会の仕組みを勉強します。例えば、「勉強・学歴とキャリアの関係性」や「AIの登場と今後の仕事に求められる能力」、「生きる意味と仕事」等、社会人になる前にベースとして知っておいて欲しい知識を、一緒に考えるワークショップも交えながら、学んでいます。

  • ゲストスピーカーによる講演
    実際にさまざまな職業に就いている方々を招き、リアルな仕事の話を聞く機会を設けます。社会人だけでなく、少し年上の高校生や大学生にも講師として、中学校を卒業した後のキャリアパスについて、「どんな選択肢があるのか?」や「今やっておくべきこと」を話してもらう機会も設けています。

 

3. 未来を描く:キャリアプランニングのステップ

このステップでは、子どもたちが将来どのようなキャリアを歩みたいかを具体的に考えます。目標を立て、それに向かってどのように努力すればよいかを逆算してプランニングする力を養います。

  • アチーブメントピラミッドの作成
    これからの人生の分岐点において判断基準となる「ぶれない価値基準」を最初に設計します。それを基に、人生ビジョン→目標設定→計画化→日々の実践と段階的にプランニングすることで、「大きな目標」と「今の自分」が明確に繋がった状態を作り出します。今から何を学ぶ必要があるのか、どんなスキルを身につけるべきかについて、具体的な目標を設定することで、日々の勉強や活動に向けたモチベーションが高まります。

  • ネットを活用した情報収集
    将来なりたいビジョンを考える時に並行して、目指す職業についての情報収集を行います。ネット上の情報を上手く収集し、膨大な情報を自分が欲しい情報に整理する能力はこれからの時代に不可欠なので、その訓練も兼ねています。何より、与えられる情報よりも、自分で手を動かして掴んだ情報の方が子どもたちの将来に与えるインパクトは大きくなります。

 

4. 行動に移す:実践のステップ

キャリア教育の最終ステップは、実際に行動に移すことです。学んだことを生かし、自分でプロジェクトを企画・実行することで、経験値と実践力を育てます。

  • プロジェクト型学習(キャリアプロジェクト)
    子どもたちが自分で企画し、地域や周囲の大人たちを巻き込みながら、自分の力でプロジェクトを進める活動です。例えば、地域の問題を解決するためのアイデアを提案したり、イベントを企画して実行したりするなど、具体的な成果を目指します。こうした経験を通じて、リーダーシップやチームワーク、問題解決能力を養います。

  • キャリアポートフォリオ作成
    これまでの学びや経験をまとめた「キャリアポートフォリオ」を作成します。これには、これまでの成績や活動記録だけでなく、自己分析の結果や将来の目標も含めます。このポートフォリオを活用しながら、自分の成長を振り返り、次のステップに向けた道を描いていきます。就活でも活用できるクオリティのポートフォリオを作成しています。

 

まとめ

キャリア教育の4つのステップを通じて、子どもたちは「自分を知り」「社会を知り」「未来を描き」「行動に移す」力を養います。これらのステップを繰り返し行うことで、彼らは将来に向けた具体的な目標を持ち、その目標に向かって自信を持って進むことができるようになります。保護者や学校が子どもたちの成長をサポートし、共に歩んでいくことが、未来のキャリアを切り開く鍵となるでしょう。


 

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子どもたちがよく抱く疑問の一つに、「どうして勉強をしなければならないの?」というものがあります。大人から見れば当たり前のことでも、子どもにとっては勉強が将来にどう役立つのかが見えにくいことが多いです。しかし、勉強は単にテストや学歴のためだけではなく、未来のキャリアで必要なスキルに直結しているのです。今回は、キャリアから逆算して学びの重要性を考えてみましょう。

 

1. 勉強は将来の選択肢を広げる

勉強をすることで得られる知識やスキルは、将来の選択肢を広げます。廃れつつありますが、「学歴社会」というものは能力を推し量る手段として最低限残り続けていきます。そのため、基本的な知識が不足していると、将来の夢にたどり着くための道が限られてしまうことがあります。だからこそ、自分の可能性を最大化するために、幅広い教科に一生懸命取り組むことが大切です。

 

2. キャリアに直結する「学び」を知る

子どもに「なぜ勉強が必要か?」を伝える際、最も効果的なのは、その学びが実際に将来のキャリアとどう結びつくかを示すことです。多くの職業には専門的な知識やスキルが必要であり、それらの基礎が学校での学びによって培われます。

たとえば、プログラマーやデザイナーを目指す子どもには、数学的な論理的思考やデザインの原理を学ぶことが必須です。また、経営者になりたいと考えている子どもには、経済や法律についての理解が欠かせません。

 

3. 学びをキャリアに活かすための「逆算思考」

キャリア教育では、「逆算思考」が重要なポイントです。逆算思考とは、まず将来なりたい職業や達成したい目標を明確にし、そのために今からどのような学びや経験が必要なのかを考える方法です。これにより、学ぶ目的がはっきりし、勉強に対する意欲が高まります。

例えば、スポーツ選手になりたい子どもにとっては、体力や技術の向上だけでなく、栄養学やメンタルコントロールの知識も役立つかもしれません。それに気づけば、学校での勉強も単なる義務ではなく、自分の夢を実現するためのステップとして取り組めるようになります。

 

4. 勉強の積み重ねが「未来の自己」を作る

勉強を通じて得た知識やスキルは、将来のキャリアに直接影響を与えますが、それだけではありません。勉強のプロセス自体が、

  • 自己管理能力
  • 忍耐力
  • 問題解決能力
  • 失敗してもあきらめずに粘り強く取り組む力

といった「社会で必要な力」を育てます。

日々の勉強や課題に真剣に取り組むことで、未来の自分に投資をしているとも言えます。その積み重ねが、夢を実現するための力となり、将来、仕事の場での成功につながるのです。

 

5. 保護者ができるサポート

最後に、子どもが勉強に対して前向きになれるよう、保護者のサポートも不可欠です。以下のようなサポートを通じて、学びの意欲を引き出しましょう。

  • 学びの目的を明確にする会話をする: 「どうして勉強するのか?」を一緒に考え、その学びが将来にどう役立つかを話し合うことで、子どもにとって勉強が意味のあるものになります。答えは一つではないので、家族それぞれの自由な考え方を共有し合うことで、納得感が高まりやすくなります。
  • 目標設定をサポートする: 小さな目標から大きな目標まで、一緒に計画を立て、それに向かって進んでいく道を共に歩みましょう。
  • 成功体験を積ませる: 小さな成果・行動変化・意識変化でも褒めてあげることで、勉強に対する自信とモチベーションを育てることができます。
 

勉強は、子どもたちの未来を切り開くための大切な道具です。キャリアを逆算して考えることで、その学びの重要性を実感し、前向きに取り組むことができます。親子で将来の目標を見据え、今できることから一歩ずつ始めてみましょう。


 

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子どもが描く将来の夢は、無限の可能性を秘めています。しかし、その夢を現実にするためには、ただ夢を語るだけでなく、計画的なキャリアプランニングが重要です。今回は、保護者の皆さんが子どもの夢をサポートするためにできる「キャリアプランニング」のポイントを紹介します。

 

1. 子どもの興味や関心を見つける

キャリアプランニングの第一歩は、子どもが何に興味を持っているかを知ることです。子どもたちは、学校で学ぶ教科や遊びの中からさまざまな興味を抱きます。その興味が、将来のキャリア選びのヒントになることが多いです。

  • どんな教科が好きか?
  • 放課後や休日に何をしているか?
  • 興味のあるテーマについて話しているとき、目が輝いているか?

こうした質問を日常の会話の中で取り入れ、子どもの関心を見つけましょう。また、興味や関心を持つ・広げるためには、「経験」することが非常に重要です。家族との時間の中で、様々な機会に触れることを大切にしてあげてください。

 

2. 夢を現実的な目標に変える

子どもの夢が「サッカー選手になりたい」「お医者さんになりたい」といった具体的な職業であっても、それをどのように実現するかを考えるステップが必要です。ただ夢を語るだけでなく、その夢を目標に変えていくための道筋を一緒に考えることが大切です。

また、具体的な職業が夢の場合は、なりたい理由を要素分解して、「将来、仕事に求める条件の本質」を見出してあげることが重要です。その夢がかなわなかった時でも、方向転換できる準備をしておきましょう。

例えば、以下のような具体的な質問を投げかけてみましょう。

  • その夢を叶えるために、どんな知識やスキルが必要だろう?
  • 夢を叶えた人は、どのような経歴をたどっているのだろう?
  • 今からできることは何か?
  • その夢のどこが魅力的に感じているのだろう?

夢を具体的な目標に変えることで、子ども自身がその夢に向かって何をすべきかを明確に認識できるようになります。

 

3. プロジェクトを通じて経験を積む

夢を現実にするための最も効果的な方法の一つは、実際にプロジェクトに取り組んで経験を積むことです。これは単なる学問や理論だけではなく、実際の現場で得られるリアルな体験が、子どもたちに大きな学びと自信を与えます。

例えば、もし子どもが「エンジニアになりたい」という夢を持っている場合、簡単なプログラミングのプロジェクトに挑戦させてみるのも良いでしょう。こうした実践を通じて、子どもは自身の興味が本物かどうか、そしてその分野で実際にやりがいを感じられるかを判断することができます。

  • 小さなプロジェクトでも構いません。家庭でできる簡単な実験やクラフトプロジェクト、学校や地域の活動でも、十分な経験になります。
  • プロジェクトの結果は、成功や失敗に関わらず、学びの機会として振り返ることが重要です。
 

4. 目標に向けた道のりを振り返り、自己分析する

プロジェクトを終えた後には、子どもと一緒にその経験を振り返る対話の時間を設けましょう。これにより、どのようなことを学び、どのように感じたかを言語化する力を育てることができます。振り返りは、次のステップに進むための大切な土台になります。

具体的な振り返りの方法としては、以下のような質問が有効です。

  • プロジェクトは楽しかったか?
  • 何が上手くいったか?
  • もっと上手くできたことは何か?
  • その経験を通じて何を学んだか?
  • 次にチャレンジしたいことは何か?

このプロセスを通じて、子どもは自分の得意分野や苦手な部分を知り、将来の目標に向けてどのように成長していけばいいかが見えてきます。

 

5. 保護者ができるサポート

キャリアプランニングを進める中で、保護者のサポートは非常に重要です。子どもが目標に向かって努力する過程で、以下のような支援ができます。

  • ポジティブなフィードバックを与える: 子どもの成長や努力を見守り、成果ではなく、プロセスを通じて成長した部分を称えることで、子ども自身が自分の強みに気づき、自信を持って前に進むことができます。
  • 失敗を恐れない環境を作る: プロジェクトや目標達成の過程での失敗を、学びの機会として受け入れるような環境を整えることが大切です。
  • 興味や夢に寄り添う: 子どもの興味が変わることもありますが、それを否定せず、柔軟にサポートする姿勢が重要です。
 

このように、キャリアプランニングは単なる夢の語りではなく、具体的な目標設定と実践を通じて成し遂げられるものです。お子さんの夢を現実にするために、ぜひ一緒に計画を立て、未来に向けた学びをサポートしていきましょう!


 

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この「社会で活躍できる人材育成」を目的とした塾を立ち上げる時から、ずっとやりたかった特別カリキュラム「キャリアプロジェクト」の準備が整ったので、少しずつ始めていきます。

塾立ち上げと並行して、地域交流拠点である「コミュニティ拠点CO-MORI」の拠点整備を進めてきました。今は塾の拠点もこちらに置いています。このコミュニティ拠点のコンセプトは「自分の好きや得意を起点にプロジェクトを立ち上げ、地域を引っ張る未来のリーダーを発掘・育成する拠点」です。つまり、自分の特性(強み)を生かしながら、主体的かつリーダーシップを持った行動ができる人材の生まれていく土壌づくりを目指しています。

このコミュニティ拠点CO-MORIという「場所」で、D.projectで学ぶ「子ども達(人材)」が、ここだからこそできるキャリア経験を積み、社会へ羽ばたいていくことを目的に、キャリアプロジェクトのカリキュラムを構築しています。

 

 

キャリアプロジェクトは、

社会に価値提供できるプロジェクトを、自分自身で考え、実際に動かす実践型授業

です。

 

これからの社会では、膨大な知識量や優れた論理的思考力よりも、地に足をつけて心体で体感した「主体的な経験値」の方が圧倒的にその人のキャリアを強くすると考えています。もちろん、知識量や論理的思考力が不要なのではなく、AIの力も借りながら強化していくべき要素ではあるのですが、実際に自分で動いた経験によって得られる、メンタルの変化や自分の現在地把握、今後のキャリア戦略等に関わる情報の価値が唯一無二で、より重要性が高いという意味です。

 

 

この授業の目的は

①「経験値」を高めること
▶社会に対して価値を提供する経験

当事者として本気で取り組む経験

▶思考の枠組みに囚われず、失敗を恐れない挑戦をする経験

②経験を通じて「自己分析(言語化)」すること
▶経験を抽象化して、自分の特性を知る

 ∟自分の得意・苦手

 ∟難しい課題への自分の向き合い方

 ∟他の人よりも自信のある能力

 

 

提供コンテンツとしては、上記の授業目的を毎回確認しながら、

①プロジェクトを推進していくためのミニマム・ガイドラインを引く

まずは「自分でやってみる」ことが重要ですが、さすがに、全く準備なしのゼロベースでは動けないので、最低限の補助を行っていきます。そもそも何から動き始めればよいか?という初歩的な部分から始まり、社会に対して価値提供するとは?、プロジェクトを動かすためのポイント等、プロジェクト推進だけでなく、キャリア育成に重要な内容もなるべくカバーしながら簡単なフレームを示しながら、対話形式で進めています。

②進捗(プロジェクト面)と自己分析(キャリア面)の言語化をサポート

毎回のミーティングでは、進捗報告と自己分析の時間を別々に設けています。プロジェクト進捗については、事実と主観を切り分けて俯瞰的に状況を一緒に可視化していき、「だから、どうするか?」というネクストアクションに向けた自分の思考を、悩みながら整理してもらっています。一方で、自己分析では、1つ1つの思考や行動について、細かく言語化を促していきながら、自身の特性への理解を深めるとともに、さらにレベルの高い状態を手に入れるためには今後どのように思考・行動していくことが望ましいのか?を自分で仮説立てできるようにフォローしています。

③失敗も受け入れる実験コミュニティ・CO-MORIの提供

一番重要な、プロジェクトを「動かす」フェーズを実現し、失敗することも寛容に受け入れることができる受け皿として、私が運営するコミュニティ拠点CO-MORIのリソースをフル提供しています。昨今、増えている「規制」や「(新しいことを)止める」といった流れに反する、計画(思考)したことを即実践(経験)できる仕組みこそがこのキャリアプロジェクトのキモと言えます。

 

 

余談ですが、この仕組み自体は横浜国立大学の地域課題実習(学生公募型)による、大学生の育成スキームを参考にしています。正直、小・中学生がこのカリキュラムの中で本当に理想とする状態へと到達できるか?は未知数です。先日、挑戦し始めたばかりのパイロットプロジェクトに取り組む学生も、今は軽いパニック状態です。しかし、各人に適したケース対応と丁寧な伴走支援を継続していくことで、このレベルでの思考・行動がアタリマエ基準の高い視座をもつ人材コミュニティができると信じています。そして、その先には、社会に出て即戦力として期待される優秀なビジネスパーソンがこの小さな町からどんどん輩出できる「世界一の人財・育成のまち」という未来が見えてくると信じています。

 

 

今、小中学生向け教育塾D.projectとして、新しく教材・授業カリキュラム開発を進めている「資産運用」の話について、自分の棚卸しを兼ねて書いていこうと思います。

 

 

事の発端は、塾生からの一言。

僕は資産運用について勉強したい。将来、自分が稼ぐお金とは別に、お金を上手く活用することで、より豊かな暮らしを実現したいんです。

きちんと自分の将来と向き合うことで、出てきた考え方であり、言葉であると思うので、その子の成長を感じてすごく嬉しかったことを覚えています。

一方で、話を深めていくと、資産運用に対する考え方への危うさも感じました。それは、「資産運用とは、ギャンブルよりも安全にお金を増やす方法で、楽に儲けられるもの」くらいの感覚的なことしか認識していないこと。

お金に対する教育については、キャリア教育の一環として、少しずつ整備していこうと思っていましたが、今回の件と準備期間が作れたことが重なり、これから本格的にカリキュラム作成をしていくことにしました。

 

 

とはいえ、「資産運用」という分野は非常に広く、考え方も多岐にわたるため、私自身の思い込みで偏重した教育を押し付けることは望ましくないです。そのため、資産運用の授業目的については現段階では下記4項目を達成したいと考えています。

①幸せな人生設計のための手段として、資産運用を位置づけられるようになる

ただただお金を増やすという考えではなく、どんな人生を実現したいか?という目的達成のために、お金の使い方や増やし方について、必要な知識を学んでいくというスタンスを身に着けられる

②自分の支払うお金の仕組みについて、正しく理解している

社会人として支払うべき税金や保険、基本的な生活に必要な生活関連費、ライフイベントごとに発生する支出やローン等、生涯にわたって自分がどのような支出をするのか?そして、どう行動することが最善の選択肢なのか?知識を学ぶ中で自分なりの考えを確立できる

③お金の仕組みについて、リスクとリターンの関係を理解している

いわゆる資産を殖やすという意味での資産運用について、それぞれの資産特性を理解し、想定されるリスクとリターンを自分で考えて、投資先を選択・決断しなければいけないことを理解し、周囲の流れに任せて「なんとなく」行動することを防ぐ

④資産運用に対する自分なりの答えを持っている

資産運用の学習を通じて、自分の人生と向き合い、どのように資産運用をしていくことが自分にとってよりベストなのか?という問いを持ち続け、後悔のない資産運用の選択を自分の意思でできるようになる

 

 

まだ準備を始めたばかりですが、今回の授業準備は私自身もなんとなく資産運用について知ったかぶりしていたな~と反省させられる場面ばかりで、改めて人に伝える機会を通じて勉強させてもらえていることに感謝しています。正解はない分野だと思いますが、子ども達の将来が少しでも良い方向に転換できるための情報提供をできるようにしていきたいと思います。