東芝、社外取締役に企業トップ経験者 (8月14日 日本経済新聞) | 開示の杜_dpro2015

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東芝、社外取締役に企業トップ経験者

アサヒ・池田氏、三菱ケミ・小林氏、資生堂・前田氏


 東芝はアサヒグループホールディングス相談役の池田弘一氏(75)、三菱ケミカルホールディングス会長の小林喜光氏(68)、資生堂相談役の前田新造氏(68)を社外取締役に迎える人事の最終調整に入った。主要経済団体の要職を務めた国内大手メーカーの社長経験者が経営を監視する体制に刷新し、企業統治(コーポレートガバナンス)を強化。不適切会計問題で失墜した信頼の回復を急ぐ。


 東芝は7月末に経営刷新委員会(委員長=社外取締役の伊丹敬之東京理科大教授)を立ち上げ、新たな経営陣の枠組みや内部統制の強化などを議論してきた。新しい取締役候補は18日にも発表する。9月下旬に開く臨時株主総会後に新体制が正式に発足する。


 新体制の社外取締役には経営刷新委のオブザーバーである元最高裁判事の弁護士、古田佑紀氏(73)のほか、公認会計士の野田晃子氏(76)も起用する方向。2001年から07年まで証券取引等監視委員会の委員を務めた野田氏は会計に絡む企業犯罪を数多く摘発してきた経験を持つ。中越パルプ工業などで社外監査役を歴任した野田氏にも「経営監視のプロ」としての役割を期待しているとみられる。


 東芝は経営の透明性を高めるため、03年に執行と監督を分離する委員会設置会社に移行した。ただ、社外取締役にはこれまで主に元外交官や大学教授を起用しており、不適切会計の発覚前には16人の取締役のうち社外は4人にとどまっていた。


 第三者委員会の調査報告書で企業統治の機能不全を指摘されたことを受け、実務経験が豊富な社長経験者を社外取締役に充てて再発防止策に実効性を持たせる。


 02年から4年間、アサヒビール社長を務めた池田氏は経団連の助言機関である評議員会の副議長や経済同友会の副代表幹事などを歴任。三菱ケミカルホールディングス社長を8年務めた小林氏は今年4月に会長となり、経済同友会代表幹事に就任した。資生堂社長を2度務めた前田氏は現在、日本商工会議所の特別顧問に就いている。


 東芝の新体制では取締役の過半が社外となる。社長は室町正志会長兼社長(65)が続投し、信頼回復とともに不採算事業のリストラなどを進めるとみられる。不適切会計が発覚したパソコンやテレビはここ数年、赤字基調が続くなか、構造改革に取り組んできた。円安で採算が悪化している白物家電でも東南アジアの販売体制見直しに着手するなどしており、さらに追加のリストラを打ち出す可能性が高い。


(出処 : 8月14日 日本経済新聞)


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