吉本興業、資本金1億円への減資で「中小企業」に
テレビ番組の企画制作や「なんばグランド花月」などの劇場運営を手掛ける吉本興業(大阪市)が、資本金を現在の約125億円から1億円に減資することが分かった。
同社の2015年3月期決算は、子会社株の評価損などで特別損失を計上したため最終的に32億円の赤字。今年3月末時点の利益剰余金は140億円のマイナスで、減資により取り崩す124億円を資本準備金に充てることで、財務体質の改善を図るという。
減資により資本金が1億円以下になると、税務上の「中小企業」とみなされる。中小企業には、法人税や法人事業税の負担が軽くなる優遇税制が数多く措置されており大企業より有利。この税メリットを狙って減資を検討する大企業は多く、今年5月には経営再建中のシャープが1億円への減資を検討したが、政府などから批判が殺到したため5億円の減資にとどめた経緯がある。
吉本興業の減資については今年6月の株主総会ですでに承認されており、9月1日付で実施する予定だ。
(出処 : 8月6日 日替り税ニュース)
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