→息子のチームが優勝した。何度もこのブログで書いてきた。ひと冬で本当に
逞しく強いチームになった。メンバーは昨年の秋と同じ。格段の進歩だ。
子供達のチームは急激に成長するが、大人達のチーム、そうコンサドーレは
どうか?確かにドーム開幕戦で感じたことは技術は進歩している。しかしこれは
昨年と違うメンバーが入り、当然と言えば当然。今までようりレベルの高い選手が
数名来たから。で、成長という面ではどうか?僕が思うに相川位しか思いつかない。
このあたりが苦戦している原因でないかと思う。今いる生え抜きの曽田や、中堅の
和波といった、選手をもっと中心に添えて、チーム根幹を形成しなければ。また
若手の鈴木、桑原などをもっと積極的に使って彼らの成長を促さなければいけない。
サテライトだけでなくリーグで。
岡田監督の頃と比較するのは少し酷かもしれないけど、あの頃チームには野々村と
いう、個性的なキャプテンがいてチームはサポータの目にもまとまっている感じがし
た。そのような選手を育てないといけない。そしてそのような選手をリスペクトし、大事に
するチーム風土をつくる必要があると思う。今のようにあたかも”30歳定年制”みたいな
ものがあればチームそのものを愛する選手が出てこなくなるのでは?
柳下コネクションでジュビロから選手を一部獲得しても、抜本的な改善にはならないと
思う。
監督の役割
→監督の役割、このチームは監督の仕事量が他のJリーグのチームと比較して多いと
思う。以前の岡田監督時代はGMも兼務(事実上)だった。このチームはまだチームと
して完全にフロントも含めて未成熟であるがため、監督に負担を強いられるのだ。
その決して少なく無い仕事の中でチームに成長と成績というともすると相反する事柄を
求めるのは少し酷では無いかという意見もあるだろう。しかし当然柳下監督もその辺を
理解?して来たと私は思う。昨年のJ2最下位チーム、チームは育成という方針のもと
柳下監督にオファーを出し彼は了承した。でも前節の山形戦でもチームは自信喪失気味
に敗退。一向に上昇の気配が見られない。去年からいる選手の成長が見られない。
それと選手全体の暗さ。監督を尊敬するコメントが選手誰からも出てこない。
僕は監督と選手の間で信頼関係が崩れているのではと考える。
まず監督のコメントで気になるのが 選手を信頼してないコメント。「何度も言っている事を
理解しない」、「去年も同じ失点をしている」など。僕にしてみれば監督が戦術を理解しない
と、嘆くのは選手の問題よりも伝える側の監督に問題があると思う。どこか柳下監督には
『俺は元ジュビロの監督』、『俺の言うことを理解できない選手のレベルが低い』
見たいな節が見られる。サポータも『元ジュビロ監督』であるがゆえ、アンタッチャブルな
監督になり、周囲の声が聞こえなくなっている。雑誌ナンバーでも『高圧的な監督』という
記事が掲載されたことがあった。(昨年の記事)
ここはジュビロでない
→やはり柳下監督に求めたい事はジュビロでの手法をコンサドーレでそのまま当てはめない
で事である。ジュビロの選手とはレベルも違うし、クラブの規模歴史スタッフ全てが違いすぎる。
悔しいけどこれが現実だ。現在のコンサドーレのスタッフやフロントを批判する気は無い。
これはこれから培っていき育むものだ。今のコンサドーレではこれが精一杯だと思う。
そんなチームである以上ジュビロ時代のプライドは脱ぎ捨て、『選手の身の丈にあった指導』
をお願いしたい。
チーム指導にマニュアルは無い
→息子のチームを見てまた思ったことは(くどくてすみません)、優勝という結果は決して
偶然では無く必然でした。指導者は2年の歳月をかけてチームの体質を改善しました。
まず、遠征慣れしてないチームの為、練習試合や交流試合など、毎週のように他校のグラ
ウンドで試合をし、怒ると萎縮するメンバーが多いとみるや怒る選手を限定して、その他の
選手は褒める手法をとる。真面目な選手が多いのでFWを増やし得点意識を向上させ、
得点力を増やす。(MFというポジションにすると点数を取らなくてもよいと勘違いする選手が
多かった)この息子のチームは人数も少なく、名門チームでもない。ある意味コンサドーレ
と似た側面がありました。でも結局何がここまで彼らを大きく飛躍させた要因か?
それは自信であり負けないという気迫である。準決勝あたりから子供達自ら自分達の親に
「お母さん、明日の試合絶対優勝するから見に来て」と、いう子供が続出きました。
今まで優勝もしたことが無いのに。でもそのような心の変化は時として技術や戦術を凌駕する。
自信をつけ、実績をも得た彼等は実力以上の物を手に入れた。そしてそれらが彼等の成長と
して、また新たな実力の上積みとなる。そのように連鎖的にいや堆積物のように彼等に積み
重なってゆくのではないだろうか?単純に少年サッカーとプロサッカー。比較するのは失礼と
は思うが、共通して重なり合う部分は少なくないはずだ。
フロントへ
→このような記事を書いている矢先にコンサドーレフロント陣の不祥事が発生した。
この件に関しては今更何も言う事は無い。
でもフロントには選手へのリスペクト、これだけはお願いしたい。やはり彼らがクラブを愛する
雰囲気作り。これだけで充分なのでは?
HFC関係者選手関係者へ
この記事は私一サポーターが思ったことをありのまま書いた記事です。もしかしたら一部事実に
反する事がある物もあるかもしれません。ご了承下さい。
でも私もいつ日にかJ1優勝を信じている一人のサポーターであり、このチームをなんとか
僕のできる範囲でサポートしてゆきたいと考えております。