チャンピオンズリーグもいよいよファイナルを残すのみ。
ミラン対PSV、2ndレグ
→1stレグ0-2で負けたPSV。しかしPSV側にはその敗戦のコメントを
聞くと悲壮感はない。
今回も中盤のボール支配では明らかにPSVペース。ミランは”お疲れモード”
前半にはキャプテンのマルディーニが相手のシュートを頭で防いで、軽く
脳震盪のような状態になりその頃から防戦一方となった。
そのマルディーニ治療後PSV先制。パクチソンのGoalだ。
このCLでパクチソンの株は急上昇。そしてもう一人イヨンビョ。
左サイドアタッカーとして何度なくチャンスメーク。2点目は彼の早いクロスからの
得点となった。2-0となった時点でフィリップススタジアムは大歓声。正直延長に
入ればミランの徒労感はもっと増し誰の目にもミランの勝ち目は無くなる。そう
思わせる試合展開だった。しかしサッカーの神様は非情だった。後少しで延長と
いうところでミランのカカが絶妙なステップからのクロス。そこには、フリーの
アンブロジーニが待ち構えボールはキーパーゴメスの手を無常にもかすめ、
ゴールネットが揺れた。痛恨のAway Goal。しかしその後もPSVはあきらめずに
ミランゴールに襲い掛かる。ロスタイムにまたもPSVコクーが技ありのGoal。
トータルスコアで並ぶが、先程AwayGoalの差敗退。3-1でこのゲームは制するも
悲しい現実を知ることとなった。しかしTVで見た者、スタジアムで観戦した者皆誰か
勝者にふさわしいか?PSVであると皆断言するであろう。美しいものすばらしい者が
必ずしも勝者にならない。それがサッカーであるし、そのような瞬間を何度となくこの
CLで見てきた。バルセロナしかり。チェルシーしかり。
日本人チャンピオンズリーガー不在
→このCLをみるようになって数年。毎年日本人がこのトーナメントに一人位出場しない
かと毎年思っていたが今年もそれはかなわなかった。一番可能性のあるのが小野
だろう。中田と中村はチームが残留争いではCLどころで無い。
お隣の韓国は前述のパクとイヨンビョの二人がこうしてベスト4に残り、共に得点に絡み
活躍している。W杯でベスト4と16の差がそのまま出ている気がするのは僕だけだろうか?
パクは負けはしたけど彼の評価は選手間でも高く、ミランの選手の間でPSVのマークする
選手は?という質問に皆口を揃えて彼の名前を挙げてた。
世界のサッカーの勝負所はタッチラインにその場を求めている。(以前の私の記事参照)
10番タイプのMFばかりを求めて来た日本サッカーもそろそろワールドスタンダードや
トレンドを敏感に感じ取らなければ。そう思うのは僕だけだろうか?