地区優勝。なぜ息子のチームは優勝できたか?
昨年の秋の新人戦(当時5年生以下の大会)でこのチームは
まったく同じメンバーで戦ったが1回戦でたった一つのセットプレーで
負けてしまった。それから約半年。チームはどう変ったのか。
わかりやすく解説します。(まだ勝利の余韻に浸ってる私)
4-4-2から4-3-3への変更。
→秋からの変更はフォーメーション。なぜ3トップに?私はてっきりコーチのH先生が
CL(チャンピオンズリーグ)でバルサの真似をしたのかと思いきや、先生に聞くと、
「単純に点が取れないから、攻撃的なフォーメーションにした」との事。
確かに今までの4-4-2の頃は深刻な点数欠乏症に陥っていた。パスは回るが
シュートまでなかなかいかず、迫力不足だった。
しかしこの大会は迫力十分。風の強い日が多く殆どのチームが風下に入ったとき、
苦労していたが、息子のチームは短いグラウンダーのパス回しで風の影響も受けず
いざ攻撃に移ると両サイドのFWが左右に展開。準決勝では後半開始数分迄に3点の
点差がつき、相手チームを意気消沈させた。決勝でも風下時に先制点を取り。また
先制点の後も攻め続けた。結局大会を通して守備陣は1失点。得点は14得点(5試合)。
全員攻撃全員守備(サポート)
→準決勝が終わった後対戦チームの父母達が我々のチームを評して口々に語っていた。
『全員で攻撃し、全員で守る。』一見簡単そうだが、相当の運動量が求められる。
このチームフラットな4-3-3を敷いているので、全員の運動量が生命線だ。
通常プロでも4-3-3でも厳密には4-2-1-2-1とのように真横から見た場合、
5列くらいになっている場合が多い。。ところがフラットな場合、一度そのラインを突破された
時、瞬く間にピンチとなる。でもこのチームはこの戦術を選んだ。そのかわりH先生から
口酸っぱく言われた言葉は「サポート」という言葉。一人がピンチになっている時、決して
独りにさせず複数でサポートをする。そして数的優位をつくり、ボールを奪い、攻撃する。
以前はある選手が不利な状況に追い込まれている時、周囲の選手は黙って見ているシーンが
多かったが、今は皆で助け合いそして素早く攻撃に転ずる。そしていざ攻撃の時はFW、MF
のようにポジションにとらわれず、皆で攻撃に上がる。ベスト4に上がったチームの中で唯一
PK勝ちが無いのが我々だった。
1対1で負けない
→しかし戦術フォーメーションなんだかんだ言っても所詮、個々の気迫の前では
屁の河童。これは横浜Mの岡田監督がインタビューで語ってた言葉。そう、最終的には
個々の気迫が全て。今年はボール際が強くなった。技術云々じゃなく、1対1で負けない。
負けなくなった。これが最大の勝利の要因だと思う。
本当に優勝おめでとう。そして皆でこの喜びをまた夏に再現しよう。