友人K(wakuwaku さんのブログに登場する方と同一人物ではありません。
悪しからず)
→Kは小学校の頃からの友人だ。中学、高校時代と同じ人に英語を習い、
そこで親交を深めた。Kはぱっと見は鮎川誠(古い)をもう少し暗くした感じ
のルックスで正直男前だ。でも女にはあまりもてなかった。
大学進学時に二人して同じ予備校に通い勉強もそこそこに音楽を教わった。
その頃僕は角松敏生を聞き始め(当時GOLD DIGGERが売れ始め)、
得意になってKに紹介したらKは角松のセカンドアルバムWEEKEND FLY
TO THE SUNを既に聞いたことがあると言った。なぜ?
Kには成績優秀な兄貴がいて、その兄貴のレコード(当時)ラックより、音楽を
聞いていた。
友人Kの夢
→Kはアートの才能に恵まれた男だった。似顔絵を書かせたら天下一品。
音楽も詳しい。以前大学受験で上京した時Kは僕にこう言った。
(東京タワーいつか東京での記事の時です。)
『俺、本当はミキサーになりたい・・・。』と。しかし当時ミキサーになる道を我々は
見つけられなかった。大学を出て大会社のサラリーマンになる。当時我々は
それが王道と親から教えられ夢をかなえられない若者が数知れずいた。
Kもその一人だ。専門職の道に進むのはかなり異端児的な目で見られた。
Kの親と兄貴は大会社のサラリーマンと一流大学出身。
かなりの葛藤があったと推測されます。
大学時代
→結局僕とKはそれぞれ違う大学に進学した。大学生活も終盤に差し掛かった
ある日、Kの部屋に遊びに行った。付き合いが長かったのに意外にもKの部屋に
入ったのは初めてだった。
彼の部屋で初めて見せてもらったのがスティーリーダンのアルバムだった。
その当時大学生活の中でかなりのフュージョンアルバムを聞き込んでいたので
そのアルバムのクレジットを見てびっくりした。
ラリーカールトン、スティーブガッド、ブレッカー兄弟etc。
こんなに豪華なミュージシャンを呼べる彼らは何者?と、当時想いました。
しかもスティーリーダンをKは中学の頃から聞いていた。K、お前も何者?
それがこのアルバムでした。
- アーティスト: Steely Dan
- タイトル: Gaucho (Dts)