正直JAL123と聞いてピンと来る方は航空マニアか関係者?
ま、前置きは置いて、最近JAL関係機材のトラブルの記事が新聞に目に付き
ます。しかも事故に直結しそうなミスなど、一瞬ドキッとします。
私は前述のJAL123の事故を思い出します。1985年夏。高校3年の
時・・・。多くの命を奪っただけでなく、日本の国そのものに
不信感を持ち始めた時でした。墜落現場がわかっていながら、
何もできない。お役所的な縦割り行政の弊害。日本政府の危機管理力の
無さ、無責任感が浮き彫りになった事故であったと記憶してます。
今年は事故から20年。あらためてこの事故を自分なりに更に記憶の中に
とどめるようにしたいと思います。

その事故に犠牲となったクルーに捧げる曲を紹介します。
角松敏生『T's BALLAD』よりの『Ramp In』


この曲のタイトルRAMPは航空用語でターミナルもしくはタラップという意味で、スチュワーデス
(今は使わないがあえて)用語で仕事を終える事だ
そうです。
(角松氏本人がラジオ番組で言っていました)
曲は村上秀一のドラムと吉田美奈子のコーラスが絶妙に心に響き、哀しさの中に
彼女達を待つ人々、また彼女達が待っている人々との関係を美しくそして仕事に
対して強く生きるさまを描きだしています。
目をつぶり、この曲を聴くと、歌の情景が浮かび上がる。そんな気がします。
学生時代このアルバムは何万回と私の下宿の部屋に鳴り響いてました。
だけど、Im' In Love With You 振り返るロビー。
たたずむ貴女見つけたの。そして駆け寄る私の肩を抱いて『お帰り』と、
やさしく一言だけ・・。気がつけばあなたの胸に Ramp In

このフレーズ好きでした。
何人かの人にこのアルバムをダビングし、テープを渡した気がします。

その人達は今は・・・。どうしているのでしょう?







アーティスト: 角松敏生
タイトル: T’s BALLAD