日本の歴史というのは、開国と鎖国の繰り返しというのが持論。
遣隋使を送った聖徳太子の時代からしばらく開国の時代だったが、
推古天皇の時代は、白村江の戦いをする鎖国。
奈良時代から、平安時代中期に遣唐使が廃止されるまでは、
超開国の時代だった。
それから、日本は、平清盛が宋との貿易で栄えるまで鎖国。
そして、鎌倉時代後期から長い鎖国の時代。
安土桃山で一気に開国に進んだが、ご存知のように、
徳川幕府は270年も鎖国をしてしまった。。。
明治維新は、文明開化、日本が西洋列強に負けないようにと開国に進む。
しかし、昭和初期の第二次大戦で負けるまで、外国は敵。
昭和20年に敗戦を迎えて、マッカーサーと共に、一気に開国せざるをえなかった。
そして、そのまま、日本が国際社会の大切な一員として努力をしたが、
どっこい、そうはさせないという尊王攘夷思想は、日本に残ってしまった。
1990年のバブル崩壊とともに、日本は、内向きに向かった。
そして、政治の主流を占めている勢力は、憲法改正を訴える。
日本人は、憲法を自分で作るべきだという。
さて、日本の鎖国の時代というのは、基本的に、戦争の時代。
海外に戦争をしかけた時代もあれば、国内での戦国時代。
唯一、江戸時代の鎖国は違って見えるが、国内に吹き荒れたのは農民への圧政。
今の、北朝鮮の将軍様より酷かったのではないだろうか。
一方、開国の時代というのは、明るさが満ちている。
仏典を取り入れて、民を幸福にしようとした遣隋使、遣唐使。
貴族政治に風穴を開けた平清盛、
安土桃山は、ヨーロッパの科学、文明が雪崩をうって日本に入った時代だった。
それと同じことが明治維新、太平洋戦争敗戦後の日本だった。
さて、今、この現代はどちらなのだろう。
私たちは、開国の中にいるのか、鎖国の始まりにいるのか?
日本人の留学生は減少一途。英語力は、北朝鮮並み。
一方、海外から日本を訪れた人は3000万人に迫っている。